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「ご隠居の狆」 

2016年08月23日 ナビトモブログ記事
テーマ:俳句ポスト投稿

 俳句集団「宇宙(そら)」は、2015年9月29日、津軽の地に誕生した。

 今のネット社会を踏まえ、俳句作りの研鑽、活躍の場は、専ら「俳句ポスト365」への投稿による。

 「俳句ポスト365」は、愛媛県の松山市が運営する俳句の投稿サイトである。その選者は、TBSで木曜日放送のプレバトでお馴染みの、当代超一流の俳人、夏井いつき先生だ。

 日本全国広しと言えども、俳句作りの学びの場として、「俳句ポスト365」→夏井いつき先生→プレバト→「俳句ポスト365」→夏井いつき先生→プレバトといった、言わば循環学校に勝るものはない。

 津軽わさおのこれまでの人生による経験則が、そう言わしめる。だから、俳句集団「宇宙(そら)」は、「俳句ポスト365」への投稿によって、日本全国を視野に入れつつ、挑戦しているつもりである。


  「俳句ポスト365」においては、各回の月曜日から金曜日までのすべてが勉強になる。そのうちでも、とりわけ金曜日発表の天の俳句1句、地の俳句9句及び夏井いつき先生の講評が大変重要だ。その中から、自分の俳句作りとの関連で、何を学ぶか。

  「俳句ポスト365」の第151回 2016年7月7日週の兼題は、「鵙の贄(もずのにえ)」である。兼題の説明に曰く。

鵙の贄(秋の季語)「もずのにえ」。肉食の小鳥である鵙が、その習性として、捕らえた虫や、蛙、蜥蜴などの小動物を木の枝などに刺しておいたもの

 津軽わさおは、今回の「鵙の贄」において、俳句の作り方として、「季語との距離間」を考えるべきだということを学んだ。


 兼題「鵙の贄」に係る天選1句と地選の9句を「季語との距離間」の観点から分類すると、次のようになる。

? 「季語との距離間」が極めて近く、「季語との距離間」は、目と鼻の先ほどに近いものであり、言わば「鵙の贄」の贄そのものを描写している句

 体液に枝濡れてゐる鵙の贄   天選  ポメロ親父    

 
 鵙の贄少し動いて乾きけり  地選  クズウジュンイチ    

 まだそらを濡らして縮む鵙の贄   地選  緑の手   

  
 速贄やけたけた笑ふやうに脚   地選   ウェンズデー正人     

? 「鵙の贄」の贄そのものだけを描写するのではなく、「鵙の贄」が置かれている周囲の場を含めて詠み込んでいる句

 火山灰積もり乾ぶる脚や鵙の贄   地選   田中憂馬     

 長きもの垂れて月下の鵙の贄   地選  比々き        

 鵙の贄ほとびにけりし橋のうへ   地選  夜市    

? 「鵙の贄」の詠み方において、周囲の場のみならず、言わばワンクッションを置いた詠み方をしている句

 ご隠居の狆見上げをり鵙の贄   地選  ララ点子      

 鵙の贄ヴィシソワーズのまだぬるく   地選  ぐわ      

 一概にそうとも言えず鵙の贄   地選  大塚めろ



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