メニュー

最新の記事

一覧を見る>>

テーマ

カレンダー

月別

釣り師カッチャン

49冊読破。 

2016年08月30日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

  夏の暑い夜長に読破。 49冊目は 吉村昭 さんの 「桜田門外ノ変」 です。  内容は・・・・・・・  安政7年(万延元年=1860)3月3日、雪にけむる江戸城桜田門外に轟いた1発の銃声と激しい斬り合いが、幕末の日本に大きな転機をもたらした。安全の大獄、無勅許の開国等で独断専行する井伊直弼を斃したこの事件を機に、水戸藩におこって幕政改革をめざした尊王攘夷運動は、倒幕運動へと変っていく。襲撃現場の指揮者・関鉄之介を主人公に、桜田事変の全貌を描ききる歴史小説の大作。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・   夏の夜長にじっくりと読破!「至福の時間」を又頂いた本です。  この小説は、水戸藩から見た井伊直弼であり、幕府が水戸藩を追いこんでいく様が克明に記されている。当然井伊直弼は極悪人として描かれる。水戸藩内のいざこざから始まり、攘夷の形成と各藩の動向、水戸藩と彦根藩との対立、裏工作、水戸藩家老が切腹などの背景を元に、主人公が桜田門外の変にかかわる様が描かれる。事変に対して決行で終了するのではなく、それからの工作、逃亡の様も描かれる。最後は簡潔に明治維新へのきっかけと結ぶ。単に実行するだけではなく、多大な人たちを巻き込み、犠牲にし、最後は…。生き延びる人もいるが、人生さまざま、歴史評価と人々の営みは違う。信念に基づくのはいいことだし、綿密な計画をもっと熟慮の末に実行した様もある。実行部隊の悲惨な様、そしてミッションを担いながら、さまざまな情勢により裏切られていく様。人間は最後は自分本位なのでしょう。それでも生きていく。吉村氏のメッセージは、歴史を通しての人間のありようを読者自身が考えるように設定したのでしょう。事実を並べているように描いている。 著者はこの史実に接していて「大東亜戦争」の配線経緯と類似しているという。この事件が二・ニ六事件と似ている出来事だと。この二つの暗殺事件は内外情勢を一変させる、明治維新へ・世界大戦の敗戦への原動力になったと。  吉村昭さんの著書は詳細な史料編纂から描かれており心情・背景・経緯等充実感を十分感地られた。  「至福の時間」 ありがとう。     

>>元の記事・続きはこちら(外部のサイトに移動します)





この記事はナビトモではコメントを受け付けておりません

PR







掲載されている画像

    もっと見る

上部へ