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揺るがない心 

2016年09月13日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し



















大リーグのヤンキースなどで活躍した松井秀喜は、「物事にはコントロールできること、できないことがある。自分にコントロールできないものは関心を持たないことにしている」たとえば、ストライク、ボールの判定、メディアの批判はコントロールできない。いちいち怒りをぶつけてもどうにもならない。心が揺らぎ、いい結果は残せないという論理だ。
さらに「コントロールできない過去より、変えていける未来にかける」仮に好球を打ち損じたとする。それを悔いているだけでは前に進まない。次回に生かすための努力、練習を重ねることに時間を割く。
 
昨日は「ゆらぐ心」のタイトルだったが、今日の新聞のスポーツ茶論に「揺るがない心」を見つけた。広島カープが25年ぶりにリーグ優勝を果たしたが、歓喜の輪の中でベテランの黒田博樹と新井貴浩が肩を抱き合い、泣いていた姿が印象的だった。二人とも一度はカープを去った選手だ。二人はカープで優勝するために帰ってきた。黒田は高額の報酬を蹴ってカープに復帰した。新井は低い契約金にも甘んじてカープに帰ってきた。
二人には揺るがない心があったに違いない。昭和24年、原爆投下の焼け野原から4年後に、親会社を持たない市民球団として広島カープは誕生した。私が小学校へ入学した年だ。そのころ原爆ドームの近くの猿楽町に住んでいた私は、袋町小学校に入学している。
「赤ヘル旋風」で初優勝したのは昭和50年、原爆、終戦から30年の節目の年だった。
 
6月初めから首位を独走する快進撃も、決して圧倒的な戦力によるものではない。黒田や新井の野球に取り組む姿勢が若い選手を刺激し、勝利を重ねるうちに自信と連帯感が強まった結果だ。そこには理想的な組織の姿がある。チーム競技の奥深さが凝縮された快進撃に多くのファンが野球の魅力を再認識したことだろう。そこには資金力が豊富な球団の優勝とは違った意味がある。スポーツには人と人、人と地域を強くつなげる力がある。地域社会の進む道しるべとしても、広島カープの優勝は大いに参考になるに違いない。
そして、選手の力を信頼して「揺るがない心」で勝利の方程式を守った緒方監督の采配も見事だった。
 
 
 

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