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「胡麻の熱」 

2016年09月23日 ナビトモブログ記事
テーマ:俳句ポスト投稿

 俳句集団「宇宙(そら)」は、2015年9月29日、津軽の地に誕生した。

 今のネット社会を踏まえ、俳句作りの研鑽、活躍の場は、専ら「俳句ポスト365」への投稿による。

 「俳句ポスト365」は、愛媛県の松山市が運営する俳句の投稿サイトである。その選者は、TBSで木曜日放送のプレバトでお馴染みの、当代超一流の俳人、夏井いつき先生だ。

 日本全国広しと言えども、俳句作りの学びの場として、「俳句ポスト365」→夏井いつき先生→プレバト→「俳句ポスト365」→夏井いつき先生→プレバトといった、言わば循環学校に勝るものはない。

 津軽わさおのこれまでの人生による経験則が、そう言わしめる。だから、俳句集団「宇宙(そら)」は、「俳句ポスト365」への投稿によって、日本全国を視野に入れつつ、挑戦しているつもりである。


 「俳句ポスト365」においては、各回の月曜日から金曜日までのすべてが勉強になる。そのうちでも、とりわけ金曜日発表の天の俳句1句、地の俳句10句及び夏井いつき先生の講評が大変重要だ。その中から、自分の俳句作りとの関連で、何を学ぶか。

 「俳句ポスト365」の第153回 2016年8月4日週の兼題は、「胡麻」である。兼題の説明に曰く。

胡麻(秋の季語)「ごま」。ゴマ科の一年生作物。晩夏に花を咲かせた後、9月頃に実が熟し、やがてはじけて中の種子を飛ばす。食用には実がはじける前に刈り採り、束ねて干してから、樽の内側などで叩いてはじけ出た種子を採る。

 津軽わさおは、今回の「胡麻」で改めて、俳句の作り方における、「季語との距離間」を考えることの大事さを学んだ。


 何事も勉強の意味で、地の俳句10句中の1句及び選者の夏井いつき先生の講評を以下に掲げる。

 袋背負へば打ちたての胡麻の熱   地選   樫の木     
 

  「打ち」という言葉がありますから、人事のジャンル「胡麻打つ」に入るかとも思いはしましたが、「打ち立ての胡麻の熱」という展開は、まさに植物から食物の「胡麻」に変容したところでしょう。

  「袋背負へば」ですから、趣味の栽培ではなく農作物としての「胡麻」。背中に伝わる「胡麻の熱」は、生きている食物の力であり、収穫の喜びであり、太陽の恵みでもあるのでしょう。


 以上に関する津軽わさおの勉強したところを以下に掲げる。

 掲句の特徴として津軽わさおが把握する点は、「季語との距離間」が極めて近いことである。

 「袋背負へば」「打ちたての」「胡麻の熱」、つまり「胡麻」そのものを表現するに「胡麻の熱」に着眼したところが素晴らしい。こうした着眼点は、「胡麻」について津軽わさおの想像し得る範囲を越えている。

 俳句作りに優れている人は、夏井いつき先生のおっしゃる「発想のオリジナリティと描写のリアリティ」に優れ、「上質な詩になっている」ことを実現する術を身に付けているんだよね。

 そうした術に関しては、優れた俳人それぞれに独自性があるのだろう。これまた、津軽わさおの想像し得る範囲を越えていることだろう。

 ということで終わってしまえば、進歩はない。そこであれこれ考えるわけだが、津軽わさおとしては、「季語との距離間」を考えるようにしていきたい。

 「季語との距離間」を近くするにはどうすればいいか、を考えていけば、それが俳句作りの上達に繋がっていくような気がするのだ。いずれにしても、何事も「人生日々挑戦、青春は一生」である。



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