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教えられるブログ2

忘年登山は完璧な景色に出会う 

2016年12月25日 ナビトモブログ記事
テーマ:山歩きと登山

願ってた天候に変わっていよいよ忘年登山が始まります。

空は未だぼんやりしてますが、天候回復が見込まれ、
我らの歩きに空からエールを送ってくれる事だろう。

昨夜は雨に悩まされかみさんがこの雨でも行くの?
と問いかけるが自分は朝には止むから心配は
無いよ、出かけるにきまってるじゃん。


予想ピッタリ。

小田急に乗った時から既に富士山が顔を
見せてくれた。幸先の良い朝を迎える。


巷では三連休?しかし万年休日者には
関係は一切ない、好き勝手に山に行ったり
しているのだから仕事を持って居る大勢の方には
申し訳ないと思う時もある。

忘年登山は今年で六回目となり友との歩きでは
三回ですね。

宿泊登山なので急がずのゆっくりからスタート
するので出発時間は早からず遅からずである。

バスの乗客は20人居ない。

連休の登山ならもう既に出発している。
バスから降りた時間は9:28分で
トレールランなら降りて来る時間です。

重い荷物と成った自分のザックを掛け声掛けて
背負う、13kgと重く成ってしまった。

大概水を多く持っていくのが常なのですが
今回もザックに手土産のお餅を二キロばかし
入っているのでその分も重さにしてる。

体重が少しだけ増えた事も有り耐えられる
背負いが有りで詰め込みました。

塔ノ岳に上がるのが道中最初の山、1491mでも
決して侮れません。此れは階段攻めが有るからなのです。

上がり始めれば当然足、膝に来ますし、休みを入れて
ゆっくり上がって行く。

前半は林の中を登って行くが1200m近くに着けば
眼下に相模湾が広がり右に真鶴半島、奥に伊豆半島、
初島、大島などが大きく見え出す。

左には江の島から三浦半島、房総へと広がる。
朝日に照らされた海は輝きまぶしく光る海。


花立山荘に到着13:30分です、四時間
使って居ました。一時間以上ゆっくりの
ペースでした。

おにぎりに温かいコーンスープは定番
富士の姿をおかずにし食べる。反対には
12/18日に登った三ノ塔がくっきり
現れ避難小屋裏で食事した数日前を
思い出し永見てました。


ザックの重さは変わらずずっしりと
感じるがもう少し気張って行く事にする。
花立の山から塔ノ岳が見え出す、小屋が
目に入るとあそこに泊まるのかと相方が
声を上げた。

もう少しだから頑張ってと勢い付けられるけど
足は重くスローペースが続く。

ザックの背負い位置を調整すると少しは
緩和されたかのような感覚が生まれ
ペースが上がって来た。

尊仏山荘が近くに成ったと心が操作したのか
休みは少し短く登ってる、金冷しの分岐から
いよいよ塔ノ岳に行く道に変わり一度は下がるもの
勢いで階段に張り付く足であった。

空は抜ける青さは此の歳まで感じた事は
無く登山で今回塔ノ岳には20回と成ったが
始めての経験。


素晴らしいに尽きる。見渡す限りの青い空。
見られる景色に隠す物は一切ない。

富士山を筆頭に右にアルプスの峰が雪を被って
横一線に伸びる山波を見せてた。

そこから先に明日歩く蛭ケ岳を親分にし稜線がくっきり
表している。

箱根の山、愛鷹山、天城山、身体を回せば北に見える
大山、数え切れません。

山並みを見て居ても飽きません、若干気温が下がり気味
ですが居られます。

一度ロビーに入り受付を済ませザックの重さから
解放が先だと頭からの指令で降ろした。

今晩の宿泊客は20人とまあまあです。
連休でもこんな人数ですか、暮れの時季
遊んでなんかと成るんでしょうかね。

部屋は八人部屋に四人が入る事に成ってた、
我らの外に夫婦が入った。この話に続きが。


ザックを整理する。明日の準備では無いが
底ったまに入ってるお土産のお餅を取り出す、
若干二キロの重さがある。

明日はこの分軽く感じるはずだが
果たしてどうなる事やら。


忘年登山には毎年お土産として
持って来てたので今回も持参したのだ。

塔ノ岳にはオーナー花井さんが居るが
余り登山者が上がらない時には自宅に
いる様だ。

連休中前には居ますが7月の縦走登山以来
顔を見る。前のめりに転んで額にキズを
付けて以来の小屋に入る。

久しぶりの対面です、お茶菓子とコーヒーで
寛ぎ話を始める、ロビーは賑やかです。

足の疲れは忘れてました。


廻りはおしゃべりに花が咲いてますが
花井さんの様子は登山者に目は向けてるが
心持寂しさが直感的に感じた。

自分は小屋に入って気が付く、何か物足りない
雰囲気、廻りは騒いでるがなんか変?

重むろに聞いてみた、「ミーの姿が」と話
元気なのか?


と会話が進んだ時、今月頭に天国へ旅立ったと
寂しく答えた。

アイドルと親しく接して来た登山者に
可愛がられいつもストーブの前で眠りこけてた
姿は家族でしたから。いなくなった時は
寂しさは一入だったでしょう。

登山者とも思えない秘訣な人に連れて来られた
子猫を山頂に置き去りし去って行った
飛んでもない人が居たのです。

其の後発見した花井さんは小屋に運び
生活を共にして来た。健気なお方です。

こうして毎日食事を与え寒さにも気を使って
過ごせたミーは幸せだった。

居なくなって直感じる寂しさは続くし
生活の流れの一員でも在ったわけだしね。

18年もの厳しい環境の山生活に耐え
良くぞ登山者に親しまれていたミーは
幸せ者だったと思う。

大往生だったとオーナーは語った。
でも寂しい。


こんな拙い文を書いてても涙もろい
自分がいる、突然ポタリと座布団に
落ちてた。


夕暮れが迫り富士山の左に真っ赤な太陽が
奥山に沈もうとしている。稜線が黄金色に
縁どられ太陽は沈む、今日のフィナーレかも
と考えたが其れは違った。

夕食が始まった、登山客が一同に食堂へ
移動する。ご飯はテーブルに有った、
美味しいカレーが皿一杯に盛り付けられ
食欲をそそる。

お代わりも出来たが今日は入らない
ご飯前に缶ビール二本お腹に入れてしまったから
受付られないのです。

食堂は山の上で食べてるが、何処かの食堂かと
錯覚も出る、しかし会話は山又山の話なので
居場所は郷では無く山なのです。


お腹いっぱいにしロビーへも取り初対面の
面々との会話が続いた、トイレの都合で外に
出ると下界の明かりが輝きだす。

クリスマスツリーが大きく広がる大地は
圧巻、生活圏での灯が真近に輝くのです。

オリオン座が輝く、北斗七星は真上に
自然が織りなすクリスマスツリーが
有りました。

続く

写真 朝焼けの富士と日高(ひったか)からの富士山



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星空に夜景も

ひのきさん

贅沢なロケーションですね^^
どこかで立ち読みした山の雑誌に街の灯りが近くに見える・・・とありましたが(確か、丹沢だったと思います) 本当なんですね。

ステキなクリスマスイヴの前夜でしたね。

2016/12/25 22:56:17

忘年登山

れんげしょうまさん

朝焼けの富士山、とってもきれいです!!

泊まった方のみが味わえる素敵なひと時ですね

2016/12/25 18:52:47

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