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2017年04月14日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

 半周遅れ


  日本の技術開発の力は特に製造業に置いては抜群に強い。特に大量生産技術や、ロボットの活用については素晴らしいものがある。しかし、一般的に「生産性」の国際比較では諸外国比低い結果となっている。この理由はサービス産業と中小企業の生産性の低さにあると考えられる。また、ITの活用においても大きく立ち遅れている。特に中小企業政策は保護主義が強すぎ、新規起業に対する支援や政策不足となっている。

 自治体住民サービス、病院などの公共機関におけるITの活用についても同様の遅れがある。日本の銀行のコンピューター活用については投資額を見ても進んでいるように見える。しかし昨今のフィンテックなどの活用については半周遅れになっている。大手銀行の店舗政策を見ても未だ銀行側の理由から店舗ごとの体制となっており、真に顧客志向の体制ではない。先進国の銀行の窓口業務は10-20年前に軽量化され、店舗の人材配置は驚くほど少ない。最近一部の大手行で見直しの計画と聞くが、高給一般職の採用をまだ進めているので本気度が問われる。

 今後、人工知能、クラウド、IOT、ビッグデータ、ロボティック、フィンテック技術があらゆる産業に本格的に活用され始めるが、労働力不足を迎える日本経済にとっては順風となる。しかしながら、これまでの日本のスピード感と実績主義(他社で実績があるから自分も競争上取り入れる)発想では半周遅れを取り返すことが出来ないばかりか、完全に置いてきぼりになる。

 以前、このブログでも世界の大企業は発展途上国の低所得階層を未来の顧客として先行投資するBOPビジネス(ボトム・オブ・ピラミッド)に注目していることを述べた。まさに今、インド、インドネシア、マレーシア、タイ、ブラジルなどの中南米、南アフリカ、等のアフリカ諸国、中東諸国などは人口爆発が起こっており、経済発展のスピードも速い。まだまだ一人当たり所得は低いが、所得の伸び率は大きいい。グローバル企業にとっては無視できないビッグ・マーケットになりつつある。この分野でも日本の企業の進出はまだ戸惑い気味である。

 最近、私は国連の持続可能経済発展のための政策(SDGs2030)に興味を持ち、現在勉強中だが、日本の企業の社会貢献といえば、フィランソロピー、CSRと考え方においても世界の潮流から一週う遅れとなっている。先般このブログでもSDGs2030の17政策について書いたが、世界の企業との懸隔は大きく、そのうち機会を見てその重要性について纏めてみたい。

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