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ノアの箱舟は現実のものに? 

2017年07月08日 外部ブログ記事
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 昨今の雨の降り方は決して尋常とは言えない。集中豪雨に関するニュースを聞く度に
「過去に経験したことのないような大雨」などと言った表現が使われている。

 「過去に経験したことのないような大雨」とはいったいどんな雨なのだろう。そして、
この振り方は、いったい何処までエスカレートしていくのだろうか。

 私はこうした豪雨からの被害の少ない瀬戸内海沿岸に住んでいるが、それでも過去に
恐怖を覚えるような雨の降り方を経験をしたことがある。電車で児島駅まで帰り、そこから
自家用車で我が家に向かっていたときのことであった。小川トンネルの手前当たりから
急速に雨脚が強くなった。フロントガラス越しに見上げる空は、真っ黒な雲が超低空で
漂っており、瞬く間に前が見えないくらいに降り始めた。バケツをひっくり返したような
雨とは良く言うが、雨粒の見分けがつかないような雨であった。

 もう一度はパプアニューギニアでの体験であった。午前中から蒸し暑いお天気で、空も
どんよりと曇っていた。そして市場に立ち寄った頃から大粒の雨がぽつりぽつりと降り始め
急いで自動車に乗った頃には、たたきつけるような雨になった。熱帯地方の典型的な雨であった。

 覚悟の上での体験だったので、さすがに恐怖心までは感じなかったが、道は瞬く間に川と
化してしまった。港まで帰り着くと、川のようになった道を流れ下った雨が、港に流れ込んで
澄んだ美しい海水は濁った泥水となっていた。すごい降りようの雨であった。さすが熱帯の
雨であった。

 今、世界各地でひんぴんとして異常気象による様々な事象が生じている。滅多に雨など
降ることのないような中東の砂漠の国で洪水が発生したとか、大気が不安定で積もるほどの
雹が降ったとか、大寒波や熱波などと通常では経験することのないような異常気象が
それぞれの国で発生している。

 この異常気象は、何処までエスカレートしていくのか分からない。そんなことを想定して
パリ協定が締結されたのに、アメリカのトランプ政権はパリ協定離脱などと言っている。

 既に、ただちに二酸化炭素の排出をゼロにしたとしても始まった異常気象を止めることは
出来ない。ましてや今まで通り際限なく排出を続ければ未来の状況は更に悪化するであろう。

 文明と言うものが始まって以来、人類は地球上の全てのものを巻き込んだ初めての経験を
している。かつて地球上では温暖化と寒冷化が繰り返されてきた。しかしその周期は人間の
一生などと言う短いスパンではなく、非常に長いスパンでのものであった。

 それがここ数十年の間に一気に進もうとしている。ある人は太陽活動によるものだと言っている。
仮にそうだとしても、異常気象は尋常ではない。早くも今年は北九州一帯で激しい雨、それも
記録的な長時間降り続く事によって甚大な被害が発生している。一時小康状態になったとは言え
梅雨の真っ最中である。今後の予測は付かない。被害状況さえつかめないままに更に降ったら
どうなるのだろう。

 私たちは何かを得て何かを失った。そんな感じがしてならない。豊かさと引き替えに天災と
いう大きな負の部分を背負わなければならなくなっている。最早、将来を夢見て胸をときめかす
そんな時代は終わったのだろうか。

 神はおごり高ぶる人間どもに対し鉄槌を加えつつある。旧約聖書に出てくるノアの箱舟の話に
良く似ている。しかし、物語の世界が今、現実のものとなって私たちに突きつけられている。
水の扱いを粗末にして、あるいは水を汚して、水による逆襲を受けつつある。こうした水による
様々な天災は、神から突きつけられた警告と思えてならないのである。

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