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独りディナー
拝啓、ショパン様
2017年07月21日
テーマ:音楽
今日は久々の、マダムレッスン。
音大受験を控えている高校生のレッスンは、再開して居たけれど、マダムの生徒さんは久しぶりである。
今日のマダムが弾いた曲は、ラフマニノフの前奏曲と、ショパンの革命エチュードである。
手の大きな人には、ラフマニノフを勧めることが多い。
手が小さくて常々苦労している私は、ラフマニノフの殆どの曲はスルーせざるを得ないので、羨望もあるのだ。
この有名な前奏曲も、生徒に教えたことは何度もあるけれど、自分のレパートリーでは無いので、今回もレッスンに備えて、数日間下見の練習をした。
楽しい数日間であった。
やはり、レッスン日まで、と言う風に期日を区切るのは、励みになる。
小さな手、というハンディキャップはあるけれど、この曲をもう少し勉強しようかと、ちょっと意欲も出てきた。
ショパンの「革命エチュード」も、久々に弾いてみた。
これは、何度も本番で弾いている曲だけれど、これほどに作曲者の感情を思い描ける曲も珍しいと思う。
まるで、物語を聞いている様である。
タイトルから来る先入観は勿論あるけれど。
こんな曲を作曲しているショパンだからこそ、故国に帰る事が難しかったのだろう、等と勝手に思ったりもした。
因みに、ショパンは20歳でポーランドを後にして、パリでその39年間の生涯を終えるまで、一度も祖国の土を踏むことは無かったのである。
ポーランドを出て、異国の地に滞在中、首都ワルシャワの街が陥落したことを知って作曲した、と伝えられている、この「革命のエチュード」
平和呆けしている私達にとって、まず「革命」という言葉を、実感するのは難しい。
曲の始まりは、怒りが爆発している様にも聞こえる。
でも、革命の概念には、怒りと共に無力感も伴うに違いない。
この曲の、激しい旋律の裏には、そういった悲しさが息づいている。
右手が、どんどん高揚していても、左の奏でるハーモニーの変化は暗くて重い。
時々は、回顧しているかの様に、次第に気持ちが静まって行くのだが。
旋律も希望へ向かって上昇するのだけれど、その後にはどれほどの困難が待ち受けているかを、まざまざと思い描いて見せてくれる動きと、和音の変化。
いわゆる展開部、といえる部分である。
最初の怒りに満ちた序奏が再び登場して、同じ旋律が再度現れるのだが、今度はまるで演説でもしているかの様に、拡大されている。
しかし、流れはそのまま続くことは無く、一瞬晴れやかな和音が響きわたり、開けた世界が垣間見られるのだが。
それも次第に穏やかになり、心の襞が静かに揺れ動いているかの様に、左手の細かいパッセージが続く。
そして、消えたのかと思った瞬間、最初の怒りの序奏が再び爆発して、最後に和音を叩きつける様にして曲は閉じる。
拝啓、ショパン様、
勝手な独り言を、呟きました。
でも、ショパン様ならおわかりですよね。
これは、形を変えた、LOVE LETTER なのだ、と言うことを。
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れつさん
コメントありがとうございました。
おお、れつさんもピアノ族ですか。
お仕事を持ってらっしゃるから、心配する事もないでしょうけれど、ピアノは指先を使うから、呆けないと言いますよね。
私は弾いていても、既に危ないので、止めたらどうなるか、怖〜いですけど。
2017/07/23 09:17:32
Reiさん
コメントありがとうございました。
勝手な事を書き連ねても、「ラブレター」というジャンルで括ると、免罪符になることを、発見しました。
これから、使えそうです。
2017/07/23 09:14:16
ピアノ
貴女のように本職でなくても弾けたら良かったと思います
ショパンと聞いて思い出すのは別れの曲です(もっとも他は思い出せません
ひいて頂くと思い出すかもね)
2017/07/22 07:11:55