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独りディナー
気が緩むとき
2017年09月06日
テーマ:一人旅
三日目は、総勢17人が集まって、墓地で納骨式。
淡々として、中々良かった。
隣が義姉の家の墓地なので、甥達も身をもって草取りなどをしていた。
その後ホテルに戻って、会食。
色々な昔話が出て、楽しい時間であった。
解散後私は、想定外に疲れてしまい、娘夫婦が夕食に誘ってくれたけれど、お部屋に戻って爆睡した。
その甲斐はあったのか、翌日は夕方予定していた女子会まで、ぶらぶらと市内を歩き回る。
今回は、自分へのお土産に毛蟹を買う予定だったので、古くからある二条市場で、まずは様子を見た。
前日の義姉達の話を聞くと、多少離れたところの中央市場の方が規模が大きいと言う。
偶然、宿泊していたホテルから送迎車が出ていたので、帰る日の午前中に、そちらへ寄る事に決めた。
市内のデパーを覗いてみると、気持ちのせいなのか、華やかな色合いの洋服が目に付く。
冬の雪景色には、色彩豊かな洋服が似合うのだろう。
お気に入りのブランドで、思わず、真っ赤なワンピースを買う。
冬物は、札幌で購入すると、大抵使い勝手良いのだ。
それに合う、黒のパンツを、又お気に入りのマダムファッションのブランドで購入。
よし、これで女子会の準備が出来た。
夕方に会う友人が、「これからは、自分のものをどんどん買って、お洒落して下さい」と先日メールをくれたのを、思い出したのだ。
それぞれの表現で、友人達は揃って、今の私に優しい。
ところが、三越デパートの、ライオン像の辺りで待ち合わせた筈なのに、級友の姿が見当たらない。
背格好で目星をつけた人は、余りに若々しく、格好良かったので、「違うな・・」と、目をそらすと、その彼女が「○○さん・・?」と言いながら、近寄ってきた。
向こうも、どうやら私のヘアスタイルが見慣れないので、訝しげだったのだ。
「わぁ、マ・ダ・ムって感じだね」という。
白髪に赤のワンピースは、驚いたらしい。
「これ、さっきデパートで買ったの、色が気に入ってね。前に、お洒落して下さい、ってメールくれたじゃない?」
向こうは、はっきりした黒髪で長めのおかっぱに、黒のジャケットと洗い晒しのブルージーンズ。
長い間、マーケットの世界で仕事をしてきただけのことがある。
それから、何を話したかなぁ。
たちまち、友人は格好良いキャリアウーマンから、中学時代の○○さんに戻ってしまい、久々の出会いなのに、とりとめも無い女子トークで盛り上がったのだった。
最後の朝は、早朝に荷物を宅急便で送り、それから市場へ送り迎えをしてくれる時間まで、二時間くらい市内をぶらついた。
ひんやりとした、朝の空気は一段と澄んでいて、特に何も無い道を、ひたすら信号機に書かれている住所で現在地を確かめながら、歩き回った。
市場に着くと、遙かに規模が大きく、みて歩くのも楽しい。
「何か、お探しですか?」と聞かれて、「毛蟹だけど、今は高いんですって?」と訊くと、
「大きさで、値段が付いてるのですが・・」と言いながら、水槽から大きな網で、活きている毛蟹を掬って見せてくれた。
比べてみれば、大きな方に目が行くのは人情である。
娘と、息子の家にも送って貰って、ちょっと散財したかな・・。
それから、時間が余ったので、場外レストランに入って、お刺身で一杯。
ホテルからの送迎車が、最後には札幌駅へ送ってくれたので、そこから千歳空港へまっしぐら。
目的は、千歳空港を通る度に立ち寄るお鮨屋さんである。
今回は既に、到着した日と、息子夫婦を出迎えた日の、二度立ち寄っているのだけれど、行きたいところへ何度でも行くのが、一人旅の醍醐味である。
再度、貝づくしのお寿司での一杯を終えて、機上の人へ。
帰宅すれば、最近よく女子会で一緒に飲む大学の友達と、毛蟹会があるのだ。
欲張りすぎたのかも知れない。
毛蟹だけでは、と思って帰宅途中に、スーパーに寄ってお野菜などを調達して、両手に一杯荷物を持って、タクシー-を探していたら、ほんの小さな段差に足を取られて、捻挫してしまった。
楽しい旅行が終わりに近づき、ふと気が緩んで捻挫するのは、私の十八番なのである。
息子の大学受験の最後の日などは、捻挫かと思ったら骨折だったものなぁ。
足をくじいて帰ったときは、家族中がいかにも気が緩んだからだ、と言わんばかりに、口も聞いてくれなかったっけ。
それでも、余りに回復しないので、数日経って病院へ行ったら、骨折していて帰りは松葉杖。
これで、家族も少しは同情してくれるかと思ったのに、仕事から帰ってきた主人の第一声が、
「反省点は・・?」
それでも昨日は、待っていてくれた友人と、毛蟹を堪能して、彼女持参の美味しい白ワインで、何と午前様になるまでおしゃべりをしてしまった。
足こそ痛いけれど、多分寂しい帰宅になったであろう時間を、一緒に過ごしてくれた友人には、本当に感謝したい。
今日は、椅子に座っている事しか出来ないので、ブログが進む、進む。
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あっ、やはり・・?
澪さん、コメントありがとうございます。
捻挫にアルコール、は余り良くなかったのか・・。
全く想定外でした。
北海道土産の蟹とワインで、その夜は過ごすと言うのが前提でしたので・・。
これからの人生の、多難さを象徴しているのかな、とは思いましたが。
いずれにしろ、早く直して歩き回りたいです。
2017/09/07 23:40:17
ホッとされたのね〜〜〜
それにしても・・・
「捻挫で・・・ ワイン?」
シシーさんたら、かなりの豪傑ですネ〜(@_@)
この先、楽しく自分の足であちこち出かける為に、
おみ足は大切に〜デスネ!
2017/09/07 13:47:32
捻挫にまつわる思い出は、
たくさんあります。
気が緩んで、周りに迷惑を掛けるのですから、主人が口をきいてくれないのも、当然ですよね。
南アフリカの帰りは、やはり帰国前日に足を挫いてしまい、国際線の空港は、長い距離を歩かなくてはならないので、結局車椅子を借りました。
何社かの飛行機を乗り換えましたが、それぞれのサービスには差があって、圧倒的に日本の航空会社のサービスが行き届いて居ました。
批評できる立場では無いのですが・・。
2017/09/06 19:21:23
捻挫
イベントは無事に終わり、翌日は女子会で盛り上がり、最終日に土産の毛蟹を買ったまでは、順調でしたね。
最後に捻挫をするなんて、とんだことでした。
年のために、医者へ行ったら如何ですか。
「反省点は・・?」とは、厳しい・・
2017/09/06 15:53:19