人間観察そして恋そして小説も

無力な話し合い 

2017年09月19日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し


スカッとする話だそうです。ネットから拾ってきましたそのお話とは・・・・大阪のミナミにある宗右衛門町っていう、ホストクラブやキャバクラ、無料案内所だのが集まった、いわゆる「夜の街」での出来事。並んで歩いてた3人組の若いホストのうちの1人が、杖をついたおじいちゃんにぶつかった。「ジジイどこ見て歩いてんだよ」と、ぶつかったホストがおじいちゃんに掴みかかった。大阪の人なら分かると思うが、そこは車同士が対向出来ないぐらいの道端&両端に通行人が行き交う狭い路地。ただでさえ狭い道幅を占めて歩いてたホスト側に非があるのに、おじいちゃんは「すいません、すいません」と丁寧に謝っていた。そんな物腰の低いおじいちゃんの態度に、ホスト達が調子に乗って「うわ今ので怪我したわw病院行かなアカンなw」「おいどないしてくれんねん」と、恐喝じみたことをしていたという。それでもおじいちゃんは「すみません、すみません」と謝るばかり。そこで、とうとうぶつかったホストが「てめーふざけんなよ」と、おじいちゃんの杖を蹴り飛ばした。ここら辺で周りに集まってきた野次馬がざわつくも、関わりたくなさげに遠目から見ていただけだった。 おじいちゃんは困った顔をしつつ、「そうですか・・・。すみません、そうしましたら家の者を呼ばせて頂きますから・・・」と、電話を取り出してどこかに連絡した。「おう何でもええからはよしろや!」と、おじいちゃんが電話を切った後もホストは調子に乗って小突いたり暴言吐いたりと酷いことをしてた。そして数分後、狭い路地の奥から黒塗りのレクサスがすっ飛んできて、ホスト達とおじいちゃんの横に停車した。そして、黒塗りのレクサスから出てきたのは・・・勢いよく開けたドアから出てきた人が開口一番にこう言った。「叔父貴!大丈夫ですか!?」その瞬間にさっきまでヘラヘラしてたホスト達がフリーズ。周りの野次馬達のほとんどがサーッと引き上げてその場から立ち去って行った。車から出てきた色黒の黒いスーツ姿で恰幅の良いおじさんは、どう見てもその筋の人。おじさんは叔父貴と呼んだおじいちゃんの傍に駆け寄って「何があったんですか!?」と焦っていた。それでもおじいちゃんは物腰の低いまま、ゆったりと先程の事を話し出した。?「いやぁ僕がね、この方達に『粗相』をしてしまってご迷惑をお掛けしてしまったんですよ。こちらが謝っても大変ご立腹でね、どう詫びればいいかと思ってねえ…」怖そうなおじさんは、電柱の近くで転げ落ちてる杖と、青ざめたホスト達を見比べて、何かを察したように頷いた。「うちの叔父貴がエラい迷惑かけたみたいやな。ちょっと話聞きたいから車乗ってもらおか」 とホストに詰め寄った。言い訳をし始めるホスト。しかし…「え、いや迷惑とかそんな…」「ええから乗ってや」「違うんです…!ボクら」「違わんから乗れや」しびれを切らしたおじさんが、ぶつかったホストの胸倉を掴んで車に乗るように催促。ホスト達は涙目で周りに助けを求めるようにキョロキョロし出すも、さっきまで集まってた野次馬がいない&目があってもスルーされていった。そしてとうとうホスト3人組は車に乗せられて宗右衛門町の奥へと消えて行った。その後、彼らがどうなったかは知らない。 ・・・・どうですスカッとしましたか確かにしますよね。でもよーく考えると、これはある種異空間での出来事やんちゃな兄ちゃんが、その筋の爺さんに因縁つけ逆襲にあったと・・・いい気味だけど・・・もしこのおじいちゃんが普通のおじいちゃんで誰も助けが来ず、、そのまま・・・ぞっとしますよね。正義を遂行するには、相応の(力)が必要だと暗に認めてしまう、認めざるを得ない・・・良識ない相手に対し(話し合い)で解決なんていかに無力なものか、現実が教えてくれています。話し合いは、あくまで良識ある者同士で通用するアイテムであって、非常識な相手には、それなりの力をバックに話さないと現実的にはどうしようもないと・・・アメリカが銃社会であり、銃を持つことを権利として憲法に取り入れていること、この事にこそ集団相手に権利を主張する本質があるのでは、と思っちゃいますよね話し合いが、無力であるか、そうでないか、それを決定するのは実は、内容の質ではなく、その裏に潜む正義を遂行する(力)なんだと。抑止力としての力は、絶対必要だ・・・そう思わざるを得ない社会環境に、なってきましたよね、最近は。   にほんブログ村

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