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保坂区長の「世田谷区庁舎一部保存」に忖度?前川建築の区民会館保存で一件落着! 

2017年10月01日 外部ブログ記事
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昨年9月26日に《「風雲急を告げる世田谷城秋の陣」ル・コルビュジエの弟子前川國男氏が設計した世田谷区役所が壊される》とブログ記事をアップしました。
その後、JIA世田谷地域会や区民有志は、前川國男氏が設計した世田谷第一本庁舎と区民会館を大規模リニューアルすることを求める運動を展開してきました。
しかし、運動開始当初の10月に政治家保坂展人氏の私設秘書から「(1)区長は一部保存の建築計画と考えている。(2)前川國男氏の設計した建築物は全国に多くある。」と保坂区長の意向が伝えられてきました。また、世田谷区職員労働組合もこの運動には参加してきませんでした。

世田谷区は、本年1月学識経験者7名で構成される「世田谷区本庁舎等設計者審査委員会」を設置し、「基本構想」に基づき、設計者の審査方法について審議を重ね、「公募型プロポーザルによる設計者選定」を進めてきました。第一次プロポーザルは相当数の応募を期待してようですが、たったの6社でしたのでしたので、その6社全てを第二次審査対象としました。公開プレゼンテーションとヒヤリングの結果、区民会館だけを保存改修するA案(株式会社 佐藤総合計画)を最優秀作品に決定しました。
審査経過及び講評については、以下のPDFファイルをご覧ください。
世田谷区本庁舎等整備基本設計業務委託公募型プロポーザル 審査報告書
これを見ると「合計点数【1,120 点満点】 「792」「 655」 「763」 「724」「 643」「 741」となっていて、公正な結果のように一見されます。新国立競技場設計でザハ・ハディドアーキテクト案が最優秀作品となりましたが、日本スポーツ振興センターの議事録を閲覧しても審査経過と投票は不明だったと同じように、審査委員の投票は非公開ですので何とも言えません。
結果から見ると、保坂区長が考えていた「一部保存の建築計画」そのものです。外部から見ると「審査委員会と区役所担当部局が忖度」したのか、皮相に見るのは管理人だけでしょうか。

何はともあれ、前川國男が設計した「ヨーロッパの教会風にデザインされた区民会館の外壁」が保存されたことに対して管理人は心から喜んでいます。
JIA世田谷地域会と区民有志の皆さん
一年間の運動を労い、お疲れ様でしたと申し上げます。

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