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2017年10月15日 外部ブログ記事
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 勝負の厳しさ


 今年10月、将棋の公式戦で史上最多の29連勝し話題をさらった藤井聡太四段の快挙もすごいが、囲碁の世界では井山裕太棋聖(6冠保持者)が10月16,17日(@あたみ石亭)で昨年一冠を失った名人戦で、高尾神路名人に挑戦する。これまでの対戦成績は井山プロのの三勝一敗で、七番勝負なので、あと一勝で再度七冠復帰が実現することになるかもしれない。将棋界では羽生氏が井山氏に先立ち7冠を得たことがあるが、もし今回の名人戦で井山氏が、一度失った7冠復帰を成し遂げると歴史に残る偉業となる。

しかし、勝負の世界は厳しく、年末までには井山プロは天元戦、王座戦でいずれも一力遼7段(挑戦者)のチャレンジを受けることになっている。もしいずれかのタイトル戦で負ければ名人戦を制しても7冠復帰は短期的なものになるかもしれない。そこで日本棋院のHPで囲碁界の勝負の厳しさを調べてみた(将棋の世界のことはあまり知識はないが、将棋連盟のHPを見ると、棋戦などのタイトル戦は囲碁界と似通ったものとなっている)。

囲碁でプロになるためには通常「院生」試験を受け、日本棋院が設けたプロ養成学校に入学する(将棋でも同様の奨励会なる仕組みがある)。今年10月時点でプロ採用試験本戦リーグの順位表によれば16名(最年少は12歳)が入っており、その下にBランク10名、Cランク12名、Dランク20名(最年少は8歳)がリストされている。院生の定年は20歳で、年齢が超えると院生から外れ、プロ採用試験を受けられない。

 さて、日本棋院の場合、プロの数は総勢339名(内女性は66名)、現在のタイトル保持者は井山プロと高尾プロの二名、9段位保持者は76名(内女性0名)、8段42名(内女性2名)、7段56名(内女性2名)、6段39名(内女性12名)、5段23名(内女性5名)、4段24名(内女性9名)、3段26名(内女性11名)、2段32名(内女性16名)初段19名(内女性9名)となっている。

昇段のルール棋戦の優勝者、賞金ランキングで飛び級が認められるが、基本は生涯の勝ち星数で、8段から9段への昇段は通算勝ち星200勝、初段から2段へは30勝がベースとなっている。要は年齢が高く対戦成績が多いプロが高段位になる年功序列的傾向が強い。勝負の世界という点では、7大タイトル戦や、トーナメント方式のNHK杯、国際戦などでの成績が全てである。そのため先ずは各タイトル戦のリーグ選への参加資格を得ることになる(それまでにBランク ,Cランク戦で勝ち上がる必要がある)。

最後に、7大タイトル戦の最終予選の開始と挑戦手合いの年間スケジュールは「以下の通りとなっている。
①棋聖戦(リーグ戦、4-9月、挑戦手合い、1-3月)、②十段戦(リーグ戦、6-2月、挑戦手合い、3-4月)、③本因坊戦(リーグ戦、10-3月、挑戦手合い、4-6月)、④碁聖戦(リーグ戦、11-5月、挑戦手合い、6-7月)、⑤名人戦(リーグ戦、12-8月、挑戦手合い、9-11月)、⑥天元戦(リーグ戦、11-9月、挑戦手合い、10-12月)、⑦王座戦(リーグ戦、4-9月、挑戦手合い、10-12月)となっている。各棋戦のスポンサーは大手新聞社、また、賞金額、挑戦手合いの日数、持ち時間等のルールはそれぞれ異なる。ご参考まで。

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