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写真で見る「明治150年の永田町・赤坂を歩く」其の一 

2018年05月30日 外部ブログ記事
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さる5月20日に「明治150年シリーズ」の第五回目(前期最終)を催行しました。
コースの概略を写真と資料で紹介します。



《江戸城外濠・四谷見附》














《上智大学》
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上智大グラウンド 実は都有地
2009年3月19日
 東京・四ツ谷駅近くにある上智大学グラウンド。ここが江戸城の外堀を埋め立てた都有地であることは、あまり知られていない。上智は、私立大学としては唯一、継続して都から土地を借りている。賃借契約は今年、ちょうど60年。都心の一等地のグラウンドには、戦後の混乱期の歴史も埋まっている。
東京新聞朝刊「TOKYO発」[文・鬼木洋一]の記事である。

記事によると空襲による瓦礫処理に困った東京都が上智大学に真田濠に埋め立てくれれば運動場に20年にわたって無償で貸し付けますよと持ちかけた。大学は3000万円をかけて埋め立てたとある。
新宿区議会の昭和24(1949)年3月17日の「新宿區臨時區議会議事速記録(第2号)「真田濠水面埋立に関する諮問答申の件」に次のような発言がある。
松原茂君(無所属)「(略) 反対の意見を述べる。第一番に真田濠水面は我々の文化財であること。過去における我々の共同の祖先の残された遺産であること。第二番目は真田濠水面すれすれの埋め立ては風致地区保存の意味がないということ。第三番目は埋め立て後の使用が独占される虞(おそれ)があるということ。(略)」
鈴木登君(日本共産党)「(略)真田濠を埋め立ていたしましてそこに住宅を建設いたしたいと希望がありまして、多々折衝いたしました際にも、これは風致地区といたしまして、当時文部省、宮内省の強硬なる反対意見がございましたため、拒絶されておったという事情も判明いたしました。(略)この根本は上智大学がこの真田濠を埋めまして運動場に利用したいというような申し出がございますが、この金繰りの点をよく検討いたしますれば外資十万ドルこれに使用するという内容でございます。・・・・・上智大学の外資導入につきましては、この間の数字的条件は審らかでない。又東京都への答申もその紹介が非常に唐突を極めておりまして・・・反対を表明するものであります。(略)」
しかし多数決で答申は可決された。
この議事録にある「外資十万ドル」は当時の換算レートは360円であるから3600万円であり、新聞記事の「上智大学の3000万円」と符合するのである。
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戦前は、男子学生が靖国神社参拝を拒否したことから「上智大学靖国神社参拝事件」が起きました。

戦後の上智大学理事のビッテル神父は連合国軍総司令部と特別な関係があったのです。【注?】
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『マッカーサーの涙:ブルーノ・ビッテル神父にきく』


第五章 靖国神社の焼き打ちを救う
総司令部の宗教政策
 一九四五年十月中旬のある日のこと、マ元帥の副官H・B・ウイラー大佐は、いつになくあわてふためいて、元帥の執務室をとぴ出し、自室にもどると、席にもつかないで、卓上の電話器にとびついた。
「もしもし、ビッター神父ですか、ウイラーです。急な要件ができまもた。まもなくそららに使者が到着するはずです。マ元帥の覚え書(メモランダム) を持たせました。急ぐので要点だけ申しますが、マ元帥は書面による回答を明日午前十時までにはしいといっています」
 まもなく、その使者は大島館に着いた。
 マ元帥の覚え書を受け取ると、神父は校内教授館にいるバーン神父をよんだ。
 覚え書の内容はほぼ次のようなものであった。
 我が司令部の将校たらは靖国神社の焼却を主張している。同神社焼却に、キリスト教会は賛成か、反対か、すみやかに貴使節団の統一見解を提出されたい――。
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「上智大学史資料集第3集」を見ると運動場とテニスコートを敷地内につくる計画があったのに、何故真田濠を運動場にしたのだろうか。上記の東京新聞記事が解明しています。【注?】


昭和二十三年五月十二日
東京都千代田区紀尾井町七
  財団法人 上智学院
  理事 ブルーノ・ピッテル
 東京都知事殿
     不動産取得税免除申請に関する件
昭和二十二年一月二十日附申請した標題のことにつき,昭和二十三年五月
一日申請書追加書類提出方ご依頼があったから左記書類を提出します。
                 記
一 取得せる物件の略図
二 前所有物件に建造せる教育施設の分布状態及び坪数
三 以後使用予定書
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続く

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