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さくらんぼの思い出 

2018年06月22日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

約10年前、ハンガリーの小さな町に滞在していた時、季節が来ると、マーケットにさくらんぼが山と積まれて売られていた。

真っ赤で可愛い。


種類は沢山あって、食べ比べができた。


とにかく安い。 新鮮で美味しい。


1キロ単位で買う。


りんごとさくらんぼの木は、庭のある住宅には普通にある。


さくらんぼ農家は、収穫に人件費がかかるばかりで、うまい収入源ではない。




それで、十分熟してから木を揺さぶって実を落として収穫


し、ジャムや瓶詰めに化ける、




それも安価。








姉が、約1ヶ月滞在の予定でハンガリーにやって来た。




ブタペストの中心部からは遠いB & Bに泊まった時の事。


宿の朝食のテーブルに日本人らしい男性と同席だった。




気さくな姉は、「お仕事ですか」すぐに「ルーマニアに音楽の関係で行った帰り」と返事がかえる。


ルーマニアに要請されて繁く通っているという話だった。


ルーマニアはハンガリーの隣国。


ハンガリーはリスト音楽院もあり、音楽を勉強している人によく出会った。




しかし、彼は指導に行かれると言われた。




しわくちゃのシャツで気取らない風采だったけれど、特別の空気を纏っている人だった。




何か普通の勤め人ではない、芸術家風ぼい空気を纏っている方だった。 ああ、やっぱりと思ったのを覚えている。








名前も名乗られて、その名前がずっと記憶の奥に残っていた。




庭にさくらんぼの大木があって、宿の主人が自由にとって、食後に食べるようにと勧められた。


早速、音楽家と半婆婆二人で庭に出た。


三人順に木の高いところに登って、、、、。


笑いながらハシゴを互いに支え合って、木の上に実るさくらんぼを取った。




落ちないでねーーー。






さくらんぼがくれる幸せな思い出。




後にその音楽家は、海外ではよく知られている方で、日本人指揮者だと知った。




小出雄聖氏




音楽の世界で生きる。


しかも西洋音楽を指導できる東洋人の才能は並大抵のものではないのだろうと素人の私にも想像がつく。






私の「さくらんぼの実る頃」のお話でした。










懐かしい貴重な思い出だけれど、その時の幸せを共有する姉は、もういない。

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