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書評 本谷有希子「生きてるだけで、愛」 

2018年06月29日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し


書評  「生きてるだけで、愛」  生きてるだけで、愛。 (新潮文庫)400円Amazon 躁鬱の激しい女の子と自分以外には無関心な男との同棲生活を描いた物語。 境界性パーソナリィ障害の女の子の思考が半端ない。自分中心の思考パターンはこんな感覚なのだと肌で感じられる小説。少し怖いが興味はある。しかしとてもじゃないが一緒には暮らせない。この自己の中に丸まって外の世界に向きあう女の子と、自己の中に潜り込んではいるが、それを無関心で乗り切ろうとする男、どちらもある意味社会不適合者。 この極端な対比を描くことで読み手の核を揺さぶるんだろうな。どちらにしてもこんな作品を書いてみたいが、私には永遠に書けない作品だ。 これぐらい自己破壊しないとプロにはなれないのか。しかし興味は深い。この作者の他の作品も読んで見たい衝動にかられる。 作者23歳ころの作品だとか。劇団主催、戯曲が本業らしいがやはり役者さんで文学もやってる人は確かに異人が多い。 ま、私もまともではないから、多少は大成する可能性はあるのだろうか(笑)  イママン 本谷有希子マンガ家インタビュウ&対談集1,404円Amazon    にほんブログ村

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