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「プリンセス・シシー」を見た 

2018年11月05日 ナビトモブログ記事
テーマ:一人暮らし

ここ数日忙しかったのが、ちょっと一息ついたので、昨日は早めに、ひとり呑みを始めた。

お共は、DVDである。

先日、オーストリア系イタリア人の若者と、ハプスブルグ帝国の話をしたので、久々に「Sissi」を見た。

邦題は、「プリンセス・シシー」である。


ウィーンに留学して間もなく、シェーンブルン宮殿へ友人が連れて行ってくれた日。

まだ、のんびりした時代で、説明のおばさんが、一緒に歩いて、案内してくれた。

その時に、フランツ・ヨーゼフ皇帝と、エリザベート皇后の話が何度も出てきたので、私は子供の時に見たこの映画を思い出したのだ。

シシーの本名はエリザベートだったし、結婚した相手の皇帝はフランツと呼ばれていた・・。


そこで、勇気を出して「エリザベート皇后の子供の時の名前は、シシーですか?」と訊いたのだ。

みるからに、東洋からやってきた若い留学生の私に、そのおばさんは一歩近づいて、

「シシーはね、エリザベートのニックネームなのよ」と教えてくれたのだ。


その瞬間、シシーはすーっと、私の心の中に棲み始めたのだった。


久々に見た、シシー役のロミー・シュナイダーは、輝くように若々しく美しかった。

でも、いまや伝説ともなっている、シシー本人も、きっと劣らず美しかったのだろう。

ウィーンの街には、シシーの肖像画が溢れている。

有名な、見返り美人の様な姿の、エリザベート皇后の肖像画は、宮殿の中に、特別なコーナーが作られて飾られている。


余りにも有名になった結果、憧れの対象としてだけでは無く、批判も耳にする様になったけれど。

でも、私にとってのシシーは、未だに、

「シシーはね、エリザベートのニックネームなのよ」

とおばさんに説明され時の、美しい皇后のままなのである。


それは、私自身がその頃から成長していない、と言う事にもなるけれど・・。



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師匠!

シシーマニアさん

原石に輝きがあればこそ、ですね。

単純に、大人になれない、という人間はどうしたらよいでしょう。

周囲を、不愉快にさせるばかりで・・

2018/11/05 23:06:40

少年とは……

パトラッシュさん

もちろん少女も……
感受性そのものです。
それは、知性により、浄化され、その浄化を続けて行くことにより、
透明度が増します。(司馬遼太郎さんが、そう言っています)

大人になると、その感受性の基である、皮膚が、分別と言う名の、
乾いた空気によって、干からびてしまう。

原石の輝きを失わないためには、なまじ、大人になんぞ、ならない方が良い。
ということも、あるのです。

2018/11/05 09:28:49

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