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独りディナー
何が、見えたのだろう?
2018年12月14日
テーマ:思い出すままに
最初は、シューマンの「謝肉祭」だった。
主人が風邪で寝込んでいるときに、終日私は練習していた。
リサイタルを控えていたし、主人も練習を聞いているのは気にならないというし・・。
そのうち、寝間着姿の主人が起きてきて
「レッスン、してやろうか」と言った。
絶句している私にも、理由はわかった。
暗黒の中を、目先も見えぬままに、練習し続けていたので、閃光になるものが何かあれば、すがりつきたい心境であった。
記憶にあるだけでも、ベートーヴェンの「悲愴ソナタ」を弾いていた時も・・。
その時は、毎週尊敬するピアニストのレッスンを受けていた頃だった。
どうも、二楽章が先生のお気に召さないようで、でも押しつける方ではないから、「気に入らない」というメッセージしか私には届かない。
その時も、二楽章を繰り返し練習していたら、主人がやってきたのだ。
今になっては、主人が何を言ったかは忘れたし、最終的に本番では自分なりの演奏はできたと、思うのだけど・・。
主人には、一体何が見えていたのだろう。
あるとき、多分清水和音さんの演奏、だったと思うがテレビを見ていて。
音響の悪い、我が家のテレビを見ながら、主人は「なる程。実力のある人の演奏だなぁ」と言ったのだ。
何処を見て、そう言ったのだろう。
負けん気の強い私は、素直に問い返す事をせずに、只記憶の底にその言葉を、置き去りにしたままだ。
今、練習をしながら、壁にぶつかると、そんな主人の事を思い出す。
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