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2019年01月13日 外部ブログ記事
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 「プロ棋士」に「師匠」と呼ばれる囲碁ソフト

グーグルがAIを搭載したアルファー・ゼロを開発して世界のプロ棋士に圧倒的な勝率を示したのは未だ2年ほど前のことです。今やAIのディープ・ラーニングには人間は勝てず、AI囲碁ソフトと人間の対局自体が意味をなしません。その後、囲碁界における大きな変化はプロの対局後後の「検討」が韓国や中国では人間同志ではなく、LEELA ZEROソフトを利用した「検討」に代わってきていることです。特に最近の国際戦では対局中の解説にもAIソフトが活用され、対局中にも勝率が計算されています。

さて写真は昨日ある方に指導頂き私のPCに無料のオープンソフトLizziをダウンロードの上、日本のプロ棋士が「師匠」と呼ぶソフトを実現したものです。オープン・ソフトは何方でも自由に利用可能で、多くの対局を繰り返すことで毎日進化するのがユニークです。

写真(右側)は天元の囲碁教室で実際に来週水曜・午前に利用される指導囲碁をを利用しての予習ポイントです。白番の先生が下辺に40手目を打ったところですが黒はどこに打つのが良いかという問題です。実際には先生は候補の手をABC三か所示すのですが、このソフトでは赤と青で候補を示し、それぞれの勝率を計算しています。赤の地点に黒番が打つのがベストの勝率ですが、左の図はその際の進展についてAIが更なる展開予想を示すことにより勝率の変化を計算しています。

さて皆さんはこのようなAIの進化をどのように考えるべきでしょうか。私たちを指導していただいているプロ棋士は問題を出すときにこのAIソフト(師匠)に問題が誤りでないか、他によりよい手が隠されていないか確認の上
出題しているそうです。現在のソフトでは残念ながら生徒に何故この手がベストである理由については教えてくれません。プロ棋士より強いAIソフトがここがベストと勝率を示しているだけです。

AIの進歩は止まることはありません。いつの日にかベスト解の理由を分かり易く説明してくれる日が来るかもしれません。その時にも人間に教えてもらうほうが良いと考える人も多いでしょう。また、私たちにとっては趣味の世界ですから、仲間がいて楽しく囲碁が打てるのが目指すところです。只、プロ棋士は勝負の世界ですから、強くなることが目的です。強いAI(師匠)の指導を受けたいはずです。

このように考えるとそれぞれの目的によりAIを上手に利用するのがベストというのが取り敢えずの私の結論です。これから教育の分野で益々AIが活用される場面が増えてくると思われます。私はプロ棋士を目指すわけではありませんが、「師匠」の打つ手を少しずつ研究していきたいと思っています。オープン・ソフト(開発者が集まり無償で進化させるソフト)を無料で利用できるのは最大のメリットです。

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