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吾喰楽家の食卓

2回目の鹿芝居 

2019年02月17日 ナビトモブログ記事
テーマ:古典芸能

昨日、初日に続き、鹿芝居を見た。
国立演芸場の二月中席は、毎年、鹿芝居をやる。
今年で17年目らしいが、私が見るのは4年目になる。
今まで、「品川心中」「らくだ」「子別れ」を演ってきたが、今年は「嘘か誠 恋の辻占」だ。
何も古典落語を元に、林家正雀が脚本を書いている。
初日に落語を口演した馬久(二ツ目)と馬治(真打)に替わり、小駒(二ツ目)と馬玉(真打)が出演した。
芝居に出演する噺家全員に、落語を口演させる配慮である。

初日に比べて、芝居の出来の良さは歴然としていた。
とはいえ、たくさん笑ったのは、初日である。
前回のブログで、正雀の役を遊女と書いたが、正しくは芸者だった。
私の記憶は、結構、いい加減だ。

今回も、芝居の後に手拭まきと三本〆をして、お開きになった。
最前列だと、手を伸ばすと、手拭を手渡してくれることが多い。
初日は、私の両隣の客は、その手で手拭を得た。
私は、飛んで来るのを待った。
今回、馬楽師が私に向けて投げてくれた。
ところが、隣の男性が、私にもたれ掛かり、取ってしまった。
正に、横取りである。
不思議なことに、哀れみに似た気持になったが、腹は立たなかった。
こんなやり方だから、中々、手拭を貰えない。



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