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敏洋’s 昭和の恋物語り

ポエム・ポエム・ポエム 〜正午編〜 =待ってて= 

2019年03月22日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し




どうしたの? 
    笑って許せる? 心が痛まない? 余裕のある女だって?
    イヤだ、嫌だ、そんな貴女は……、嫌いだ!
    泣いてよ! 傷ついてよ! 自分に正直になってよ!
    でも、そんな貴女は、、見たくない……
    他人には見せないで! 僕にも見せないで!

なにが あったの?
    鏡に映る自分に、ぶつけようよ、その思いを。
    鏡に映した、泣きはらしたその顔を
    朝(あした)には、拭き取ろう、ねっ!
    そして夕べには「おはよう!」って。
僕に、僕にだけはおくれよ。

出かけなきゃ。大急ぎで、駆けつけなくっちゃ。
    傘がないんだ! 忘れたのかな? きみの部屋に? 
    困った、ホントに困った。どしゃぶりだモン。
    あれえ? 誰も、傘をさしてないよ?
おかしいぞ、おかしいよ、こんなことって。
    こんなに雨が降ってるのに、どんどん降ってくるよ。

待ってて……、すぐに駆けつけるからさ。




=背景と解説=

少しずつ忍び寄り始めた、すれ違いのとき。すれ違いのこころ。
何とか修復を図ろうとするも、言葉だけが専攻して、中々に思いが伝わらない。
優しい言葉が、相手に伝わるとは限らない。
優しい行動が、相手を慰めるとは限らない。

否! より苦しめることがあることを、当時のわたしは気付いていませんでした。
なにがあったのか……、今もってわたしには分からないことです。
わたしの多情性? が問題だった?
いやいや、それよりなにより、誰が本命だったのか、正直、今もって……

ひどい男です。

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