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Jii−Jiiの日記

「火車(かしゃ)」宮部みゆき著を読んで 

2011年06月29日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

先ほど読み終わって、推理小説でもあり、経済小説でもあると思いました。テーマーの火車{かしゃ}とは、=火が燃えている車。生前に悪事をした亡者を乗せて地獄に運ぶと言う「ひのくるま」と 昔は「自力で夢をかなえるか? 現状で諦めるか?」でありましたが、今では「その夢が、簡単に、気軽に貸してくれるクレジット・カードによってかなえてくれる」ので、世の中が大きく狂ってきました。栗坂和也(銀行員)が親族の本間俊介(刑事)に、関根障子(栗坂の婚約者)の失踪の事実を打ち明けて、捜索を依頼することからこの小説が始まります。関根障子は、クレジット・カードを利用し、いつの間にか、自分の月給から返せない多重債務者となり、溝口弁護士のもとで、「自己破産」の手続きをし「自己破産者」となりました。婚約者栗坂和也が、これからの生活の為に「カード」を作るように助言し手続きしましたら、婚約者関根障子は「自己破産」の為、カードの発行が不可となり、それが原因で栗坂に黙って、関根は失踪しました。カード社会から派生する「自己破産者」の凄惨な生活を描かれていて、特に関根障子の「自分の過去を消して、他人になろうとしてなりきれなった女の生き様」を描いた小説です。消費者金融が発達して、容易に現金を借りたり、カード1枚で、好きな品物やサービスの提供を受けたり、一生に一度の買い物である住宅資金の借り入れが容易に出来たりして、夢の実現があたかも簡単に手に入る錯覚の時代となっています。ボクは「火車」に乗らずに、極楽に静かに、ゆっくりと、行きたいものだと思いました。別府中央公園竹林...

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