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蓮月日記(4)... 

2019年07月09日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し
























雨の日の路地.
今なお残る木造割長屋の路地には,住民の植えた植物に雨粒が残っていた.
こういう割長屋ももはや稀少的存在となっている.いつまで残っているのだろうか.








   Leica M10+Hektor 50mm F2.5 (再研磨)






本日の一枚は,

Stan Getz / The Best of Two Worlds +3 (日本盤:ゲッツ・ジルベルト・アゲイン) (Sony Music Entertainment, SICP 4804)


7月6日にジョアン・ジベルト氏が88歳で亡くなっていましたね.
で,本日は彼を偲んでジャズ・ボッサの代表,Stan Getzとの3回目の共演盤,The Best of Two Worldsを聴いてみることに.
因みに,Getzとの最初の共演は1964年の「Getz/Gilberto」で,次が同年のカーネギー・ホールでのライブ「Getz/Gilberto #2」.そして本CDが3番目となる.
本CDでは,彼の後妻のエロイザ・プアルキがヴォーカルとして入っている.
録音は1976年,アメリカのコロンビア・スタジオ.この再リリース盤は2005年に限定リリースされたもので,もともと良い録音で,さらにリマスタリングされていているのでGoodです.
全13曲,内3曲はボーナス・トラックでオルタネート・テイクもの.





■ジョアン・ジベルトについて
アントニオ・カルロス・ジョビンと並んでボサノバの生みの親の一人で,「ボサノバの父」,「ボサノバの法王」とも呼ばれたブラジルの歌手・ギタリスト.1931年生.誰が「父」か,議論はいろいろあるので,とりあえずここでは見出し的につけておいたまでのことなので,悪しからずヽ(´〜`;

15歳のとき,父からギターを貰い,これが後の彼の音楽人生,ボサ・ノヴァに関わる遠因となった.
若い頃ころから(19歳)レコードをリリースしたりしていたが鳴かず飛ばす.例によって薬物中毒になったり,彷徨して迷い紆余曲折あってアントニオ・カルロス・ジョビンと出会い,彼独特のバチータと呼ばれるギター奏法(サンバのリズムをギター一本で表現するスタイル)やその音楽性,声にジョビンが惚れ込んだと言われる.
1958年にボサ・ノヴァの最初のレコードと言われる記念碑的ジョビン,ヴィニシウス・ジ・モライウスのSP盤で「想いあふれてChega de Saudade」を歌い,若者に瞬く間にボサ・ノヴァが浸透したと言われいます.翌1959年にはLP盤がリリースされる.

「それまでの大衆音楽サンバ・カンソンではオーケストラは歌手の伴奏だが,ボサ・ノヴァでは歌手とオーケストラは一体でなければならない」とジョアンが話しており,声を中心としたアンサンブルを主体とするスタイルがそれまでのサンバ・カンソンと大きく異なり,歌もギターもシンプルでクールな表現とりなり,無駄をそぎ落としミニマルで洗練された今見るボサ・ノヴァへとブラジル音楽の時代を変える一歩となった.ボサ・ノヴァ独特の囁くような歌唱法と不思議なリズムを紡ぎ出すギター(ヴィオラォン)奏法は彼が生み出したものです.
基本となるスタイルはここで完成された.

アストラッド・ジルベルトと結婚し,離婚.その後エロイザ・プアルキと結婚.
1963年のスタン・ゲッツと組んでリリースした「Gets / Gilberto」はジャズ・ボッサの代表的LPとなる.アストラッドの英語版「イパネマの娘」は大ヒットし,ビルボード5位までになる.こうしてボサ・ノヴァがブラジルから踏み出して一般の人々に浸透し始めた.

小生はボサ・ノヴァが大好物です.
ですが,どうも男性の歌うものはそこまで好きになれません.あのスタイルで囁かれも,どうもいけません(´ヘ`;) う〜ん・・・ やはり,女性の声でないとねぇ... 
写真のCDの背景は,小生もおきまりの定番アストラッド・ジルベルトからボサ・ノヴァの世界に入り,そして行き着いた好のみの4人の女性ボサ・ノヴァ歌手の1人,今は亡きNara Le?oの伝記の表紙です.

なお,8月には2008年以降,表舞台に登場しなくなったジルベルトの行方を追った映画「ジョアン・ジルベルトを探して」の日本上映が決まっているので,興味のある方はご覧を.

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