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ソロ曲をなめたらいかんぜよ 

2019年11月15日 ナビトモブログ記事
テーマ:音楽

明日が本番なので、一週間程練習に没頭していた。

最近は、ソロの曲よりも、デュオの曲を演奏する機会が多いのだが、明日は久々のソロ曲を12曲弾く。

大半は若い頃から弾き慣れている曲なのだけれど、新しい曲もある。


作曲者は、ショパンとスクリャービン。

先日、会場となるスタジオへ行き、リハーサルをした。


ピアノは、会場の響きも大切だけれど、とにかく初対面の楽器に慣れなければいけない。


それは、ヤマハのピアノで、特注なのか、最近の製品は全てそうなのかは知らないけれど、鍵盤の材質が違った。

昔懐かしい、象牙の触感に限りなく近い、と言おうか・・。

通常の無機的な鍵盤と違って、言ってみれば有機的な印象だ。


最近は、サロンコンサートの会場などには、希少な楽器を置いてある処も多く、ヤマハとかスタインウェイなどは、若干「今更感」があるのかも知れない。

でも、其処には王道的に、ヤマハのよく調整されたピアノが置かれていた。


私は最近、ヤマハのピアノを弾く機会が少ないのもあって、全体に軽いタッチで弾く傾向にある。

今回の中の二曲に関しても、気付いたら聞こえていた風なタッチを心がけていたのだが、生憎な事にヤマハにはどうやら通用させるのは難しそうであった。

構造的な事はもう忘れてしまったが、感覚的に、ヤマハはちょっとタッチが深くて、軽く弾くと音を取りこぼしてしまいそうなのだ。

若い頃は、その為に深いタッチで練習していたのを思い出した。


まだ本番が終わっていないから、結果がどう出るかはわからないけれど、つくづくリハーサルは大切だと思ったし。

更に、それはソロの曲だからこそ表面化した問題でもあった。

「ソロの曲をなめたらいかんぜよ」と自分に呟きながら、練習をしている。

これもソロなるが故か、最近親指の関節が痛くなってきて、今日は余り練習をしない事にした。


腱鞘炎では無いけれど、敢えて言えば加齢。

痛くなるのは、本番前に熱心にさらった場合が多いので、コンサートを控えていては、どうしても練習を続けてしまい、その後当分弾けなくなるケースをたくさん見てきた。


しかし、シニアは、そんなリスクを負うことはしない。

体が痛めば、素直に休む。


今日は、ブログを書いて、これから何をしようかな・・。



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