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浴蘭月日記(2)... 

2020年05月03日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し






















散歩ついでに町外れのドラッグ・ストアの前を通ったら,使い捨てアイリスオオヤマのサージカル・マスクが置いてあった.7枚入り1人2点までということで購入.¥1,200.
相変わらずAmazonなんかでは中国製のわけのわからないモノがけっこうな値段で売られている.それでも,少し前よりは安く出してはいるが.
とにかく,中国製は作っている環境が最悪の所があるので用心,用心.
50%アルコール100mlで¥1,000なんてのもある.ボッタクリなんてものではない.しかも50%!鼻くそ仁丹みたいなものだ.






黄昏の赤い尖り帽子

    Leica M10+DJ-Optical 7artisans 75mm F1.25


本日の一枚は...
Presto musicより24bit/96kHzのflacファイルでDL.

J.S.Bach / 6 Suites for Cello (Solo Musica, SM343)

演奏(cello da spalla): Sergey Malov.
録音:Interjam Studio, Berlin. 2020年.
エンジニア:Michael Buk.

なんだ,バッハの定番曲かよ!と思うなかれ.
ジャケット写真のように,使用楽器はCello da spalla or Violoncello da spallaと呼ばれる肩に置いてストラップで支え,弾くチェロなのであります.その名のとおり,意味は「肩のチェロ」.
18世紀に用いられていた楽器で,その後は廃れた.一説にはJ.S. Bachが発明したViola pomposaと同じかも知れないとも言われているが不明.





Malovは,父親がパブロ・カザロフの演奏するバッハのチェロ組曲のレコードをかけているのを聴いて印象に残ったのだが,もっと軽やかな演奏を聴くことができないのかという思いがずっと残っていたという.しかし,その後も軽やかに演奏できる楽器に出会うことができなかった.
しかし,2009年のある寒い冬の日,彼はたまたまDmitry Badiarovが演奏したバッハのチェロ組曲第2番アルマンドのビデオ録画を見ることができたのです.Dmitry Badiarovは,バイオリン製作者でもあり,Violoncello da Spallaの復活プロジェクトの共同執筆者でもありました.
実は,彼の母親がかつてMalovをDmitry Badiarovのバイオリン工房に連れて行ってくれたことがあったのを思い出し,Malovはなんとか彼と連絡を取ることができ,DmitryにVioloncello da Spalla 1丁の製作を頼み込んで,やっと演奏することができたというエピソードがあったとのことです.

なお,Dmitry Badiarovはシギスヴァルト・クイケンの弟子に当たり,バッハの無伴奏チェロ組曲を録音している(CDは,Ramee, RAM1003).Badiarovの演奏は大変評判の良い名演と言われている.

Sergey Malovは,36歳のヴァイオリン,ヴィオラ,そしてヴィオロンチェロ・ダ・スパッラの演奏者で,2008年のミュンヘン国際音楽コンクールで2つの特別賞,ハイフェッツ国際音楽コンクール,第1回東京国際ビオラ・コンクールで優勝,そのほかで優勝,入賞を果たしている.
全6曲BWV 1007-1012.彼の演奏はまさに軽やかに,爽快にそれでいて奥行きを思わせる演奏で,これまで聴いたチェロ組曲の印象とは違う新しい世界を見せてくれるものだと思う.
ヴィオラでPeter Langgartnerが演奏しててそれも好きな演奏だが,こと,爽快感ということではヴィオラよりももっと軽やかで気持ちよい.ヴィオラよりも低域の豊かさは素晴らしく,良い録音も手伝い,こんなコロナ渦にある中,5月の青空を再認識させる一時を味わえる.重厚さがなきゃぁダメだよ,という向きにはお奨めしない.
でも,演奏のレベルとその内容でまさしくお奨めの一枚.

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