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映画が一番!

海賊とよばれた男 

2021年03月13日 ナビトモブログ記事
テーマ:ドラマ

映画ファンの皆さん、今日は〜!

今日、2本目の映画紹介は「海賊とよばれた男」。
BS日テレで2021年3月13日(土) 19:00〜放送。

激動の時代を駆け抜けた仲間達の愛と信念の物語。
2016年12月に観た時の感想文です。

原作は百田尚樹のベストセラーの同名の小説を映画化。

出光興産創業者の出光佐三氏をモデルにしたといわれ、
主人公の国岡鐵造を岡田准一が演じての映画。
だからか冒頭で”Based on a True Story”ではなく、
”inspired”となっていました。

山崎監督は本作を映画化したきっかけについて、
”終戦直後のあの時代、皆が下を向いていたときに、
とんでもないことをしでかした男達が
居たということへの驚きが原動力。
その背景を探求したくなった。”とのコメント。

百田尚樹原作の「永遠の0」と同じ、
岡田准一主演×山崎貴監督のタッグで映画化。

キャッチコピーは、”戦う理由は、未来にあるー”。

燃料が石炭だった時代。
石油の将来性を予感していた27歳の若き、
国岡鐡造(岡田准一)は北九州・門司で石油業に乗り出し、
倒産の危機に遭いながら会社を大きくしていく。

その前に立ちはだかるのは国内の販売業者の
石油配給統制会社社長の鳥川(国村隼)等や
欧米の石油メジャーなど、
常に様々な壁が立ち塞がり、行く手を阻む。

しかし、鐡造はどんなに絶望的な状況でも決して諦めず、
それまでの常識を覆す奇想天外な発想と、
型破りの行動力、何よりも自らの店員を大切にする
その愛情で、新たな道を切り拓いていった。

そんな中、兄の万亀男(光石研)の世話で
ユキ(綾瀬はるか)と結婚する。

その店主を慕い、サポートする店員には
日邦石油から国岡商店へ転職した、東雲(吉岡秀隆)、
元漁師で海上で商売する鍛造を見て入店した長谷部(染谷将太)、
元GHQの通訳で鍛造に惚れこみ入店した武知(鈴木亮平)、
創業当時から鍛造と苦楽を共にした柏井(野間口徹)等。

その他に元海軍大佐でGHQの要請でラジオの修理事業を
持ち込んで店員となった藤本(ピエール瀧)、
創業当時から鍛造の右腕として、番頭役を務める
甲賀(小林薫)等、一騎当千の店員たちだった。

その鐡造の姿は、敗戦後の日本において、
さらなる逆風にさらされても変わることはなかった。

倒産かと心配して集まった、社員に向かって、
”愚痴をやめよ、愚痴は泣きごとである。亡国の声である”と
鼓舞する鍛造だった。

そしてついに、敗戦の悲嘆にくれる日本人に
大きな衝撃を与える “事件”が発生する。

石油メジャーから敵視され、圧倒的な包囲網により
全ての石油輸入ルートを封鎖された国岡鐡造が、
船長・盛田(堤真一)率いる巨大タンカー「日承丸」を
密かににイランに派遣するという“狂気”の行動に出る。

英国艦隊の目をかいくぐり、
無事に日本に帰還することができるのか?
国岡鐡造は、なぜ“海賊”とよばれたのか?

冒頭のB29による焼夷弾が雨あられと降る、
東京の大空襲から始まるシーンには驚かされました。

VFXの第一人者と言われる山崎貴監督だけに
巨大タンカーなど、素晴らしい出来栄えでした。

波乱万丈の国岡の27歳から92歳までの一生を
岡田准一が熱演し、様々なエピソードを絡ましての
ストーリーの展開はあっという間の2時間25分でした。

私が特に気に入ったのは、劇中、要所要所で
歌われる”国岡商店社歌”でした。
♪♪荒波乗り越えて 船をこぎ出せば
 そこは同胞はらから集う 希望の地♪♪
https://youtu.be/UwHiF5RvBXU

この元気が出る歌詞とメロディーは
いつまでも耳に残りますね。
作詞が山崎 貴監督で、作曲・編曲が佐藤直紀。
ぜひ、Y-tubeで聴いて下さい。

蛇足。
映画を観て思ったことは、
会社だけでなく、組織のリーダーシップを執る人は
未知に挑戦して、リスクを恐れず突き進む人でないと
会社は大きくならないということ。

例えば、ソフトバンクの孫社長などは
そうではないでしょうか。

サラリーマン社長だと、優等生だけど、
確かに冒険をしないから現状維持に
キュウキュウとしてジリ貧になってしまう。
シャープがそうでしょう。

ただ、悩ましいのは創業者を継ぐ、
2代目が親のようにリスクを
執る勇気と情熱があるかどうかでしょうね。


P.S
石油元売り大手の出光興産と昭和シェル石油は
2019年(平成31年)4月1日、経営統合により
昭和シェル石油を完全子会社化して「出光昭和シェル」へ。



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