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映画が一番!

オリエント急行殺人事件 

2022年04月12日 ナビトモブログ記事
テーマ:サスペンス・ミステリー・ホラー

映画ファンの皆さん、おはようございます!

「ロッテの佐々木朗希投手が10日、オリックス戦で
 プロ野球28年ぶりとなる完全試合を達成」のニュース。
13者連続奪三振、1試合19奪三振と圧巻の投球でした。

岩手、大船渡高校時代に球速163kmをマークして
「令和の怪物」として注目されていたのは知っていたが、
プロでこれだけの結果をだすとは驚きです。

バッテリーを組んだ松川は18歳で、20歳の佐々木で、
“計38歳バッテリー”と言われているようで、
パリーグの試合にあまり、関心がない私ですが、
彼が登板する試合は観なければと思っています。

今日の映画紹介は「オリエント急行殺人事件/
         MURDER ON THE ORIENT EXPRESS」。
BSプレミアムで2022年4月12日(火)13:00〜放送。

本作は何度も紹介していますが、何度観ても面白い。
”ミステリーの名作が超豪華キャストで全く新しい
エンターテイメントに生まれ変わる”と、
リメイク版が公開されたのが2017年12月。
リメイク版も観ましたが、やはりオリジナルが一番ですね。

原作はミステリーの女王・アガサ・クリスティー。
彼女の代表作を国際的なオールスターキャストで
映画化した”密室”ミステリー映画。

パリからトルコのイスタンブールまで約3000kmを
結ぶ国際急行列車のオリエント急行は、
1883年(明治16年)10月4日に開通。

何度かの路線変更ののち、1977年(昭和52年)に
廃止になるまで、その豪華な旅は
ヨーロッパ人の東洋への憧れを誘って来た。

冒頭のミステリーを構成するお膳立てがいいですね。
豪華な列車に乗り込む、きらびやかな上流階級の人々。

モノクロで1932年(昭和7年)、アメリカで実際に起きた
リンドバーグの息子の誘拐殺人をモチーフとした
シーンを見せて、この事件が密室殺人事件を解く鍵と
なる伏線とするなど、よく練られています。

ベルギー人の有名な探偵の
エルキュール・ポワロ(アルバート・フィニー)は
ロンドンへの帰途につくところだったが
オリエント急行の一等寝台車は満員だった。

が、友人で鉄道会社の重役の
ビアンキ(M・バルサム)の取り計らいで
なんとかコンパートメントに落ちつくことが出来た。

三日間の旅が始まった。
二日目の深夜、列車が雪で立往生してしまう。
ポワロは周囲の静寂で眼をさました。
隣室で人が呻く声を聞いたような気がしたのだ。
同時に車掌を呼ぶベルが鋭く廊下に響く。

オリエント急行は雪の中に立往生したまま朝を迎えた。
そしてポワロの隣りのコンパートメントにいた
アメリカ人の億万長者ラチェット(R・ウィドマーク)が、
刃物で身体中を刺されて死んでいるのを
召使いのベドース(J・ギールガッド)とポワロが発見。

ポワロは国籍も身分も異なる同じ一等寝台の車掌と
十二人の乗客たちの尋問を始めた。

まずはラチェットの秘書ヘクター(A・パーキンス)、
さらにこの車輌の車掌のピエール(J・P・カッセル)、
ベドーズ、ハバード夫人(L・バコール)、
英語教師グレタ・オルソン(I・バーグマン)、
ハンガリーの外交官アンドレニ伯爵(M・ヨーク)と
その夫人(J・ビセット)。

ドラゴミロフ公爵夫人(W・ヒラー)と
その召使ヒルデガード・シュミット(R・ロバーツ)、
英国軍人アーバスノット大佐(S・コネリー)、
メアリー・デベナム(V・レッドグレイブ)、
車のセールスマン、フォスカレリ(D・クイリー)、
私立探偵と名のるハードマン(C・ブレイクリー)の順だった。

”では、食堂主任に席を用意させて下さい。
ビアンキと医師と私が皆さんの前で事件の絵解きをします”と、
ポアロの鮮やかな推理が驚くべき答えを導き出す。

オールスターキャストが魅力的ですね。

特に59歳のイングリッド・バーグマンは
女宣教師役を演じ、その演技力で
アカデミー助演女優賞を受賞しています。

又、テーマ曲は13番目の登場人物と言われるほど
リチャード・ロドニー・ベネットの曲は
ミステリー映画にしてはめずらしい華麗なワルツです。
列車出発のシーンに流れるワルツに耳を傾けて下さい。
https://youtu.be/myc3A4spmJQ

名探偵ポアロ役の名優フィニーは撮影の度に、
メイクに2時間かけてポワロに変身したそうだ。

布を身体にグルグルと巻き付けた上にTシャツを重ね着して
ワイシャツを着、腿には綿を詰め、顔にはつけ鼻、つけ頬、
そして、口髭を立てるためにロウを塗り込んで
ポワロになりきったとのこと。

この変身ぶりを、
そういう眼で見ると違う楽しみがありますね。

1975年(昭和50年)制作。
監督は社会派の巨匠、「十二人の怒れる男」の
シドニー・ルメット。



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