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カシアス

被爆者2世 

2022年07月23日 ナビトモブログ記事
テーマ:テーマ無し

 両親と姉は広島で被爆した・・・らしい。
それまで市の中心部に住んでいたが、投下の数日前に
中心から少し外れたところに転居して一家は無事だったし、
2年後に私もこの世に生を受けた。

 中心から外れていたとは言え、家の窓は全て飛ばされ、
父は当日爆心地で救急活動をしており、
少なからず被爆したはずだが、3人とも特段の異常はなく、
両親とも普通に天寿を全うした。
姉は78歳の現在でも健在で、(年甲斐もなく)
いまだにテニスを楽しんでいる。信じ難い。

 両親は60代の半ばに、
姉と共に「被爆者健康手帳」を申請し、交付された。
とっくに申請していてもよさそうだが、
それまで健康に不安が無かったし、
世間の目、伝聞を気にしていたのかもしれない。

 被爆者は、殆どの医療費が無料(国が負担)になり、
その程度に応じて、各種手当が支給されるし、
特別な異常がなくても保険手当てがもらえる。
最後には所定の埋葬料も支給される。
手切れ金・・・のつもりであろうか。

 東京都には「被爆者の子供に対する援護」があり、
通常の健康診断や癌検診が受けられ、
潰瘍や腫瘍、大半の成人病などの医療費が助成される。
被爆者2世に健康の影響があるとは考えにくいが、
影響があると言い張っている人もいるらしい。

 私にも被爆者2世が認定されており、
今回の食道癌については、自己申告をして、
都から医療券が交付されている。
健康保険の自己負担分は東京都が補填してくれるので、
病院への通常の診療費の支払いはない。
陽子線治療は健康保険外の先進医療だから対象外だが。



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