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たかが一人、されど一人

量と質 

2022年08月11日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

 日本の最高指導者がこの国をどこへ向かわせたいのか、理解できてる人は少ないだろう。昨夜も組閣を終えてなにやら多くのことを語ったようだが、内容は何一つ覚えられなかった。一つ印象に残ったのは、昨日指摘した「戦後最大の難局に対処するため」を「ここ数十年で最大の難局への対処」と言い換えていたことくらいだ。兎も角、多数の信頼に足る部下を持つ指導者は多言を弄さず単純明快に方向性を示すべきだ。現状認識が重大な黒面であれば、進むか退くかの二者択一が重要になるが、難関の意味さえはっきりしない。昨日書店で立ち読みした本に面白いことが書いてあった。日本人の欠点である。「日本人は先ず書を読まなすぎる。実際には気力が弱く、器量が小さい上に、文が煩縟に過ぎる。」なんでも100年以上前に来日した中国の若い外交官が言ったらしい。現在にも当てはまるかどうか分からぬが、政治家の言語が分かりにくいのは当たっているかも知れぬ。肝心な場面で多言をもってするのは確かに逆効果だろう。言葉と同じで、何事も量だけでは質をカバーしきれない。ワクチンや薬は供給量を増やせば問題の解決に当たるかも知れぬが、それでは済まぬことは沢山ある。最近気になるニュースがある。大学の質の低下だ。世界の大学ランクが発表されて、日本で100位以内にランクイン出来たのは東京大学35位と京都大学61位の2校だけ。外国の調査機関の発表だから気にする必要はないかも知れぬが、少なくとも文科省では気にされているようだ。質の低下を認めて、教育の強化策を打ち出した。その最初の策が昨日発表された東京工業大学と東京医科歯科大学との統合のようだ。関連記事を引用すると「統合することで今年度中に募集が始まる予定である<国際卓越研究大学>の指定を目指すとみられます。これに選ばれると、政府の10兆円規模の大学ファンドの運用益から1校あたり数百億円の支援を受けることができます。」と書かれている。因みに世界大学ランキングは(1)教育・学習環境(30%)(2)研究(30%)(3)論文の引用数(30%)(4)国際性(7.5%)(5)業界からの収入(2.5%)の5分野で評価される仕組みで、更に項目別には学生1人あたりの学士号から博士号取得者の比率、教員数などについて細かくパーセンテジが割り振られている。文科省の方針にケチを付けるほどの識見はないことは承知しているが、本当に大学教育の質的向上を図るなら、もっと細いところに目を向けるべきだと思う。

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