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たかが一人、されど一人

宗教と家族 

2022年08月23日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

 今世間で最も問題となっている宗教問題について考えてみたい。我が家は代々仏教曹洞宗の檀家で、土地の氏神さんともそれなりの付き合いあをしてきた、と両親からは聞かされていたが、我が家には仏壇も神棚も無かった。代わりに父は毎朝下駄履きで庭に降りて体操した後に東に向かって手を合わせて熱心になにか祈っていた。勿論これは父一人の行動で家族誰もそれに付き従ってはいなかった。もう一つ宗教と関係があるかどうかは分からないが、父にはもう一つ特異な習慣があり、それは毎朝洗面時に冬でも冷水摩擦をすることだ。毎晩風呂にはいるのも全員の習慣だったのに丁寧過ぎる潔癖症だと母は言っていたような気がする。従ってこれも誰も真似しなかったが、小生は中学時代に1年間だけ付き合って真似をしてみた。夏はなるほど気持ちがスッキリするが、冬は窓ガラスが凍っている風呂場で頭から水を被るのは相当きつく一年で止めてしまった。自分でも何を考えてこんな行動に出たか分からぬが、確かこの年は冬になっても足袋を履かず素足で登校したような気もする。父にすればそれなりの信念があったのだろう。それが信教の自由ということかもしれぬと思っている。やがて長じて東京で就職して暫くして帰省したある日、家族全員が集まった食事の席で父が切り出した。曰く「最近故郷上田市の寺に行って住職と面会、5男であることを理由に寺から籍を外させてもらうことにした。そして長野市内の同じ曹洞宗の寺に行き、住職と面会して檀家となって墓地も購入、墓も先祖代々として建立した。未だ誰も納骨されていないが、家族全員ここに納骨すれば良い。」それは結構なことと聞き置いたが、この住職の顔を初めて見たのは父の死後。高校の後輩だったがずいぶん偉そうな雰囲気を漂わせていた。実は父の生存中からのことだが、5歳年上の長兄が結婚して迎えた兄嫁が同じ宗派の家庭からであったにも拘らず、理由は分からないが夫婦揃って新興宗教の「エホバの証人」の信徒になってしまった。何故か知らぬが兄夫婦に子供がいない。兄はどちらか言えばおとなしい性質、兄嫁は積極的な女性だったので引っ張られた可能性が高い。しかし両親はこれを容認していた。兄嫁は性格的にも明るく良い人だったし、手紙で何度か入信を進められたことあるが、兄弟付き合いにも不自由はなかったが、寺で行われた両親の葬式の際、焼香だけは勘弁してくれとのことだった。そんな長男だったからだろう、両親は長兄夫妻と同居せずに次兄夫妻との同居を選び、長兄の住まいの元は父の名義だった長兄の住まいを次兄のものとして登記し直した。統一教会の問題を明日も取り上げたいが、先ず我が家の宗教問題を取り上げさせてもらった。宗教は個人と家族間でも様々な問題を生じる。

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