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「上智大生殺人事件」から26年「決して犯人逮捕をあきらめない」 

2022年09月12日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し


 1996年9月9日に東京葛飾区の住宅で、午後4時過ぎに、小林順子さん(21歳)が殺害され放火された。事件は、未解決のまま今年の9月9日で26年が経過した。2階の寝室から上智大学外語学部4年の順子さんが両手両足を粘着テープで縛られ、首を数箇所刺された無残な姿で発見された。死因は右頸動脈切断による出血死だった。順子さんの着衣には乱れがなく、性的暴行のあともなかった。犯行動機は不明のままだ。平成に起きた凶悪事件のなかでも、世田谷一家殺人事件、八王子スーパーナンペイ射殺事件と並んで、三大未解決事件に数えられる「上智大生殺人事件」。この事件は、当時別の事件との関連性も疑われていて、ぼくには忘れられない事件のひとつだ。● 2日後には留学する予定だった娘を殺害された父親の小林賢二さんは娘の事を、当時このように語った。「明けても暮れても『お母さん、お母さん』って、甘えん坊でどうしようもなかった。だから、1年ぐらい海外留学で1人で生活すれば、少しは一人前になって」と話した。 事件の約3カ月前には、箱根に家族旅行をしている。順子さんの米国留学と、姉の結婚が決まり「もう家族4人で旅行ができなくなるかもしれない」と順子さんが提案した。「娘は将来ジャーナリズムの仕事を夢見ていました。殺害されなければ、2日後には米国シアトル大のコミュニケーション学科に留学する予定だったんです。焼け残った遺品のなかには、憧れていた筑紫哲也さんの著書「多事争論」がありました」小林順子さんは事件発生約10日前に不審な人物の影を感じていた。彼女は最寄の京成電鉄柴又駅の公衆電話から自宅に電話した。「誰かが後ろを付けてきて、道を曲がっても、次にまた曲がっても付いてくる。だから駅まで戻った」と訴えた。その電話を受けた母親が駅まで向かえに行き、自転車の後ろに乗せて帰った。その間不審な人物の姿はなく「変な人はいなくなったね」と二人で話したという。賢二さんは昨年起きた松戸の事件との共通点に望みを持っている。松戸の事件とは、千葉県松戸市で、千葉大園芸学部4年の荻野友花里さん(当時21)が刃物で殺害され火を放たれたもの。別の強盗強姦事件で逮捕された竪山辰美(48)が、殺害を自供した。小林賢治さんは娘の事件と比較する。「私が知るだけでも共通点は5つある。まず順子と友花里さんがともに大学4年生で21歳。二つ目は、刃物で首を切る手口が同じ。三つ目は、遺体に布団を掛けている。五つ目は、殺害後に放火している。しかも、二つの事件の距離が江戸川を挟んでわずか3〜4kmです。これほど共通点がある事件も珍しい」しかし、この事件に竪山辰美が関わったという確かな証拠も出ないままに、月日が過ぎ去ってしまった。なお、千葉県松戸市で2009年、千葉大4年の荻野友花里さん=当時21歳=を殺害したなどとして強盗殺人罪などに問われた無職、竪山辰美(52)への死刑判決が控訴審で破棄され無期懲役となった。● 犯人逮捕を待ち続け未解決事件の遺族は、捜査の進捗状況を警察から伝えられることがほとんどない。そのため捜査がどの程度進んでいるのか分からないまま、犯人逮捕を待ち続けなければならない。賢二さんが素直な気持ちを吐露する。「本当に捜査をやっているのかと疑問に思うこともありました」過去には、別の事件で逮捕された犯人について、警察から顔写真の確認を求められる時もあったが、近年はそういうやり取りもなくなったという。「そりゃ26年も経てば、事件だって世の中から忘れ去られていきます。ただでさえ風化しかかっているのに、マスコミの方からの取材が少なくなればなおさら。それは我々遺族にとって大変残念なことです」取材に訪れる記者たちから「平成生まれ」と聞かされると、やはり隔世の感を禁じ得ない。「若い世代が記者として活躍する時代です。発生時はみんな生まれたばかりだから事件のことを知らなかったでしょう。さすがに26年も経てばこうなるのは目に見えていますが、あらためて月日の流れを感じますね。とはいえ我々は常に犯人を追いかけていますし、決してあきらめていません。時効が撤廃された今、逃げ切ることはできない。覚悟を固めて出頭すべきだ」賢二さんは今年の命日も、事件現場の最寄りとなる京成電鉄柴又駅前で、情報提供を呼びかけるチラシを配る予定だ。新型コロナの影響で、2年間中止していた警視庁亀有署の捜査員も今年は再開するとのこと。 参照:「上智大生殺人事件」から26年 被害者の父親が語る「決して犯人逮捕をあきらめない」

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