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たかが一人、されど一人

天国在住の家族 

2022年12月29日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

 父も母も今思うと偉大な人で、倅として何一つ叶うものが無い。父は一見謹厳実直で恐そうに見えるが、少なくとも家の中では冗談が多かった。母は逆に社交的で口数も多い割には子どもたちには厳しかった。父の趣味は花壇の手入れに野菜づくり、たまに囲碁を習いに行っていたが、自宅で囲碁の勉強をしている風情は見た記憶が無い。老後は書斎に籠もって居睡りしているか、法律関係の本でも読むくらいで、小説などとは全く無縁だったと思う。しかし役所の仕事で東京へ出張した時には、よく本を買ってきてくれた。子供の頃買ってきてくれた本で記憶にあるのは「湯川博士の伝記」「小林一茶の伝記」がある。母は正反対で、小説に目が無くて、母が読んだ本を後で盗み読みした記憶が多い。子どもたちの為にと、確か筑摩書房から出版されたと記憶するが、「現代日本文学全集」を取ってくれた。確か全部で100巻くらいだったと思うが、母はすでに全部読んでいたとのことで、こちらに読むことを薦めてくれたので、高校を卒業するまでに全部読むことが出来た。兄弟5人だったが読んだのは小生だけだった可能性もある。その他に目が無かったのが旅行。それもかなり年が行ってからは海外に積極的に出かけたので、羽田まで送りに行ったり、迎えに行ったりした記憶が多い。父はその趣味が全く無く、結婚50周年に母にせがまれたのだろう、夫婦でアメリカに1週間ほど行ったことがある。帰国して母は「お父さんとの旅行は窮屈で面白くなかった。」と苦情たらたら、以降は夫婦旅行はなかった筈だ。夫婦の趣味が一致しないのは我が家も同じ。趣味が一致しないほうが互いに補完しあって家庭円満であった可能性もある。兎も角、今は全員雲の上で仲良く団欒していることだろう。何れ小生も加わるが、願わくば父の享年を1日でも超えてからのことになれば、唯一の自慢になるが、果たしてどうなることやら。

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