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吾喰楽家の食卓

『高瀬舟』で足るを知る 

2023年02月05日 ナビトモブログ記事
テーマ:男の料理

朝餉は、マフィンサンドを食べた。
焼いたイングリッシュマフィンに、電子レンジで温めたコロッケにソースを付けて挟むだけだから、簡単に作れる。
4個入りのマフィンは半額で買ったから1個21円、キタアカリコロッケは2個149円だから1個75円、合わせて96円。
イングリッシュマフィンでは、最も好きな食べ方である。

昼餉は、先日、作ろうとしたら、ご飯が無くて食べ損なった炒飯にした。
材料費は、米(60円)、ウインナーソーセージ(40円)、卵(30円)、ピーマン(40円)、玉葱(10円)で、合わせて180円。
卵の使い方は通常とは異なり、炒り卵を作ってからフライパンから出し、仕上がる直前に混ぜ合わしている。
パラパラに仕上がり、炒飯よりは焼き飯が相応しい納得の食感だった。

中学生の頃、森鴎外の短編小説『高瀬舟』を読んだ感激を思い出した。
短い小説だが、安楽死と価値観(足るを知る)という、重いテーマを扱っていた。
実は、昼餉に添えた蜆汁は頂き物で、後で調べたら一食当たり270円。
幾ら簡単に作れて美味しいとはいえ、炒飯の材料費と比べると余りにも高かった。

夕餉は、前日に買った、真鯛のアラを煮付けて主菜にした。
材料費は、前日の主菜である“真いわし明太”より安い、100円。
もっとも、沢山の本味醂や清酒を使っているから、調味料費の方が高いかもしれない。
多少は足るを知ったのか、食材費を節約した食生活は苦ではなく、むしろ感謝の気持で楽しんでいる。

   *****

写真
2023年2月4日(土)の昼餉と夕餉

お礼
「わが家の節分」に、拍手を有り難う御座います。この場を借りてお礼申し上げます。



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