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鹿芝居『らくだ』(初代国立演芸場さよなら公演) 

2023年02月21日 ナビトモブログ記事
テーマ:古典芸能

国立演芸場の2月中席は、金原亭馬生を座頭として、鹿芝居(大喜利)をやって来た。
噺家の芝居だが、頭の「はな」を取って、「しかしばい」と呼んでいる。
毎年、鹿芝居を楽しみにしているが、コロナ禍で中止していた。
今回、後半の5日間だけだが、3年ぶりに再開することになり、千穐楽のチケットを取った。

今回の演目は、落語でもお馴染みの『らくだ』だが、出演者を減らしてコロナ禍に配慮した。
配役は、丁の目の半次(金原亭馬生)、屑屋・久六(林家正雀)、大家・源兵衛(金原亭・世之介)、家主女房・くま(古今亭菊春)、職人・亀吉(金原亭馬治)、らくだ・馬五郎(金原亭馬久)だった。
職人・亀吉は、馬治と馬玉が日替わりで務めた。
小駒など、他にもいる馬生の弟子は、黒子などの裏方を務めたようだ。

出演者を六人に絞っただけでなく、“らくだの家”と“大家の家”の二場だけだった。
手拭撒きや、出演者全員のロビーでの見送りは取り止め、三本〆で幕が下りた。
今年10月末で国立演芸場は、建て替えのために閉場される。
楽しい一日だったが、この場では最後の鹿芝居だと思うと、少し寂しさが残った。

   *****

写真
2023年2月20日(月)の国立演芸場の演題

お礼
「人の振り見て我が振り直せ」に、拍手を有り難う御座います。この場を借りてお礼申し上げます。



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