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たかが一人、されど一人

広報時代 

2023年08月27日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

 現役時代は小さな広告会社を転々としてたので、それこそ生業は宣伝広告料だったが、大学卒業時にはPR会社を受験したくらいなので、寧ろ関心は広報にあるとも言える。現役時代に担当した東京電力は宣伝は営業の仕事で広報は副社長がトップで役員室が担当していたような記憶がある。従って理屈的には宣伝と広報の役目を理解していたとも言える。しかし、会社の性格上宣伝と広報の役割が社内で広く理解されていたとは、今でも思っていない。宣伝は消費者に製品なりサービスを選択してもらう仕事。広報は企業をより広く深く理解してもらう仕事で、マスコミを使うという意味では似ているが、根本的には全く異質。宣伝は料金を払えばマスコミを使えるが、広報はそうはいかない。現在東京電力に同情的な報道もあるが、これは極論すれば東電がマスコミ関係者に鼻薬を効かせた結果に過ぎないと断言できる。兎に角広報は、どんな組織にとっても大切な機能だが、日本の社会科学研究では未だ未成熟で甚だ心細いものがある。霞が関の中央官庁には全て広報室があり、仕事は官庁内に置かれた記者クラブへの対応で、毎夕記者クラブの記者と酒を飲みながら情報交換するのが常だろう。これが日本の実態で、日本独自の情報空間を形成している。もちろん内閣にも広報官室はあるが、これが官房長官直属になっているか否か定かでない。昔は副官房長官が任に当たっっていたような気がする。ここも広報と宣伝の仕切りが曖昧で、電通あたりの稼ぎ場所になっていたと記憶する。国民をして政府が思う方向に目を向けさせるためには、相当に綿密かつ周到な作戦が用意されるべきだが、政府は都合の良い情報を発信すればメディアもそれを報じ、国民も同意すると思っているようにしか見えない。実に幼稚な考えだ。今回の福一汚染水の取扱いに関する政府広報は何ん効果も発揮できていない。特に中国の反発は厳しく、公明党山口代表の訪問さえ敬遠されてしまった。この失敗の挽回には相当な努力が必要だ。縦割りの行政組織から選ばれた官僚に考えろと言っても無理なこと。国内で考えても、国外を含めりゃ尚の事。対象はパブリック、多彩極まる。内閣広報室に外国人が在籍するかどうか知らぬ。昔、鈴木宗男氏の秘書にコンゴ出身のムルアルか氏と言う秘書が居た記憶があるが、この採用経緯は知らぬが、一つの見識に思える。

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