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人生いろは坂

今年も終わり 

2011年12月26日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し



 日本列島をすっぱりと覆うような寒気が入り込み各地で大雪警報が出されている。幸いなことに
ここ瀬戸内海沿岸はこんな時でも滅多に雪が降り積もるような事はない。

 街はクリスマスから年末へ、そして正月へと大変な混雑と賑わいを見せている。幸せなことに
ここにはあの東日本の深刻さは微塵も感じられない。例年と変わらない日々の営みがあり年末の
慌ただしさがある。

 ただ身辺の大きな変化としては私が勤め始めた事であろう。8月から勤め始め、早や5ヶ月が
過ぎようとしている。日常の大半を置き去りにしたまま慌ただしい5ヶ月が過ぎた。家には未だに
夏のすだれが下がり、畑はいささか荒れ放題という状況だ。身は一つこれもいか仕方のないことか。

 さて、久々に休んだ一昨日はすだれを外し、汚れた窓を掃除した。そして畑のさと芋を掘り、
来年用の種芋も確保した。これからどの程度のことが出来るか分からないが、今の勤めが終わり
再開できるようにだけはしておきたいと思っている。果てさて、それもどういうことになるか。

 昼までに外回りのことを終え一段落した頃から急速に冷え込んできた。早々に家の中に籠もり
TBSの報道特集を見た。2時25分過ぎからの番組はあの忌まわしい東日本大震災を時系列毎に
まとめたものであった。

 地震や津波関係の多くの映像が映し出され、気分が悪くなった人は見ないで欲しいという注意書き
まで添えられていた。ほとんどの映像はリアルタイムであの日見たものであった。今更ながら津波の
すさまじさをまざまざと感じさせられる映像であった。

 二度とあってはならないと言われながらも何度も襲われてきた大津波、何と人間の記憶や教訓の
むなしいものか。教訓の多くは経験者一代限り、後世のために石碑まで建てられていながら多くの
人は何を考えていたのだろう。

 よもやこれ以上の津波は来ることはないだろうと巨大な防波堤を築き安心していた。一見強固に
見えた構築物を微塵に打ち砕くような自然の破壊力、私達はこうした状態を見て何を教訓にし得た
であろうか。

 3.11は私達の考えをリセットするための絶好の機会ではなかったのか。生き方を精算する
ための機会ではなかったのか。

 あの原発が4基も同時に破壊するなど誰が考えたであろうか。それまでは微量な放射能の放出
でさえ異常事態であり考えられないことであった。それがこともあろうにあれよあれよと言う間に
4基とも大爆発をするなど、おおよそ考えられないようなことが生じてしまった。

 しかも二度も核の洗礼を受けた日本に生じたことであった。遠因を探れば色々あるに違いない、
そもそも被爆国日本が原発を作ったことからして間違いだったと言えるだろう。そうしたことを
考慮に入れながらも運命的なものを感じざるを得ない。

 私達日本人は誰も体験し得なかったようなことを同時に二つも体験してきた。そしてこの先
更にもう一つが生じないとも限らない。その可能性は非常に大きい。

 今こそ私達はもっと自分の生き方に謙虚になり、自然に寄り添った生き方を模索すべき時では
ないのだろうか。もっと他の生き方がきっとあるはずである。目の前のお金や物だけでなく精神的
に充実した生き方があるはずである。来るべき2012年はそのような生き方の再出発の年にしたい。

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