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北軽井沢 虹の街 爽やかな風

「寒い」を通り越して「痛い!」 

2011年12月31日 外部ブログ記事
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ついに大晦日。そして、ついに雪は降らなかった。地元の人たちも珍しいと言っている。
一度だけ6センチの積雪があったが、その後は雪らしい雪に出会っていない。しかし、連日気温が低く外気に触れている部分は、冷たくて「痛さ」を感じているが、先日、アルバイトの作業終了間際から指の先が冷たさでしびれるほどの痛さを経験した。すぐに湯の中に手を入れてしばらく回復するのを待った。これほどの痛さを経験したのは初めてだった。
 
今は亡き米原万里著「魔女の一ダース」の中に、次のような話しが記されている。
真冬のシベリアを2ヶ月かけて横断したことがある。うち1ヶ月を、北半球の寒極が所在するヤクート共和国で過ごした。滞在中の平均気温がマイナス50℃。
通常の感覚でいう寒さなんてものではない。痛くて痛くて皮膚などを表面に出していられない。眼のところだけをくり抜いた毛糸の袋を頭からすっぽりかぶり、その毛糸の皮膜に被われた顔面にマフラーをぐるぐる巻き付ける。その上に毛皮の耳隠し付きの帽子をかぶって、その上にオーバーのフードをかぶる。唯一外気に接している眼の表面の水分がまたたく間に凍って、瞬きする度にシャーベットができていく。
最低マイナス59℃を経験した翌日、気温がマイナス52℃になったとき、「ああ、温かいなあ」と取材陣一同異口同音につぶやいたものだ。
 
キャンプ場を訪れている人たちも「寒い」を連発しているが、子どもたちにとっては雪がないのが残念のようだ。マイナス50℃でも人間は生きていける。ここに来て、経験したことない気温のなかで暮らしているが、上には上があるものだ。人はどんなときにも「不平、不満」を言う前に、もっともっと上があることを考えねばならない。そうして、また一つ強くなれる。
 
あと20分あまりで2011年は終わる。私たちにとって今年は素晴らしい年であった。
たくさんの人たちに優しく接していただき感謝している。来年も又その優しさに包まれて幸せな毎日が続くことだろう。雄大な浅間高原の麓で、自然に守られながら過ごす幸せを噛みしめ、新しい年を迎える喜びは、なにものにも変えがたい。
関わり合いのあった方々に心よりお礼申し上げます。
 
 

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