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北軽井沢 虹の街 爽やかな風

運命 

2012年04月08日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し



 

 

 

 

 

 
運命とは、元から定められている巡り合わせ。人間の意志ではどうしようもない、人間のいきかたやものごとの成り行きの吉凶。悲しい運命、運命のいたずら、という使われ方をする。
 
交響曲第5番ハ短調作品67は、ベートーヴェンの作曲した5番目の交響曲で、日本では一般に「運命」と呼ばれ、クラシック音楽の中でも最も有名な曲の一つである。
ダダダダーンというあの強烈なリズムはクラシックに縁遠い人でも知らない人はないであろう。
 
人の運命はその生誕からすでに始まっている。人は皆一組の男女を父母としてこの世に生を受け、一人の人間として人生を歩み始めるが、その生まれた国、また場所、そして父母の職業や経済状態などの違いで、それぞれの歩む方向が違ってくるものだ。そして、少なくとも成人するまでは必ずしも本人の希望する方向に進まないこともある。月日が経ち様々な経験をしていくうちに、運命のダダダダーンという強烈な出来事に何度か出会うこととなる。そんな経験の一つや二つ、誰でも経験するはずだ。
 
「最後は、緑いっぱいの自然中で心豊かに暮らしたい」という妻の夢が私の運命に大きな変化をもたらしたが、それは6月、競うように鳴き合う小鳥たちの想像を絶する美しい囀りで幕を開けた。そして次々に運命の出会いが始まり、月日もまたたく間に経過し4年の歳月が流れようとしている。65年間暮らしてきた人生をリセットして、再出発した移住生活は、マイナス20℃になることもあると言われていた標高1100mの厳寒の地であったが、4年目を迎えさまざまなアクシデントを乗り越え、意外と順調な滑り出しであった。
 
移住地の 嬬恋村 は群馬県と長野県の県境にあり、浅間山という活火山の麓である。日本一の出荷を誇るキャベツの産地での運命の出会いは、スキーの経験のない人間がスキーレンタルショップのアルバイトを始めたことに始まり、トウモロコシの定植という農業体験から野菜直販店75日無休という体力勝負の経験を経て、現在の北軽井沢スウィートグラスというキャンプ場勤務へと導かれていった。企業活動を通じて「自然に従う生き方」を表現し、時代の求める価値を創造する、という企業ミッションを掲げる北軽井沢スウィートグラスでは、一人のアルバイト労働者としての小さな役目をはたしているが、「緑いっぱいの自然の中で心豊に暮らしたい」という妻の考え方にも合致すると考えられる。
 
妻と出会った運命の日から45年が経ち、移住生活も安定した日々を過ごすことが出来るようになった。そして先月8日、私たちは四万温泉への一泊旅行へ出発した。
人の運命は、何時、どこで、何が起こるかわからない。まっすぐに直進していれば四万温泉に何事もなくたどり着いていたに違いないが、「運命の右折」により、ベートーヴェンの交響曲「運命」のダダダダーンが鳴り響く。「赤いPolo の秘密」は、愛車ニュービートル修理の為の代車なのである。
4月になっても雪が舞い、各地で聞かれる桜の話題が羨ましい今日この頃だが、近くでも蕗の薹を発見したという声も聞かれるように、春は確実にすぐそこまで近づいている。運命のいたずらで、様々なわだかまりがあり、ブログ更新もままならなかったが、どうやら心も落ち着いてきた。
例外もあるが、時の経過は何よりの薬になるものだ。
 
勤務先のキャンプ場も、「2こぶラクダ作戦」を展開し、新たな挑戦に挑んでいる。そんな中に身を置いて役目をはたす喜びを感じながら、日々充実した毎日に何の不満もあろうはずはなく、4年目の後半を迎えた北軽井沢 虹の街 爽やかな風は、気分一新して再出発したい。
次回からしばらくは、キャンプ場「2こぶラクダ作戦」や以前から話したかった「ルオム」のことなどを綴ってみたいと考えている。
青い空に真っ白い姿でそそりたつ浅間山の景色は優しく微笑み、今日は久しぶりに吹いた爽やかな風が春を連れてきたようだ。
 
 

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