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人生いろは坂

EMの力 

2012年05月03日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し



 この不思議な物質には秘められた様々な働きがあるようだ。その特徴がもっとも強く現れるのは
畑で使用したときである。

 我が家の畑では数年前から使い続けている。初めの頃は遠慮して少量のEMを水で薄めて使っていた。
その内に害がないことも分かってきたので、薄め方も好い加減で大量に使い始めた。それから効果は
顕著に現れ始めた。

 ことの始まりは市街地を流れている川にEM団子、EM発酵液を投入し、三ヶ月ぐらい後のことで
あった。厚く積もったヘドロが完全に消え、うす茶色の砂地が見え始めたことである。そして、その
砂地には多数のカニの穴があり、多くのシオマネキが出入りしていた。

 更に、上げ潮に乗って小魚たちが群をなして遡上していたのである。環境が変わるとかくも大きな
変化が現れることを実感した瞬間であった。驚きと共に感動に胸が震えるような思いであった。

 実は十数年前、こうした実感を全く感じることなくEMの使用を諦めていた。故に、その感動は
尚更のことであった。正しく使えば結果はかくも明らかなことを初めて実感した瞬間であった。
この時、川底や水路の写真を何枚も写した。その写真は今もEMを紹介するとき必ず使っている。

 さて、我が家の畑では使い始めて4年目になる。今では野菜、果樹を問わず使っている。まず顕著に
現れたのは弱っていた玄関口の松であった。松はその後、見事すぎるほど元気になり、思い切り剪定
しても翌年か翌々年には太く長く新しい枝を伸ばしている。まるで成長期にある若松のようである。

 ブルーベリー柑橘類、ビワや桃などあらゆる果樹の花の付き方が増えた。その分だけ実付きも良い。
ちなみに我が家の果樹畑は雑草と笹に覆われている。従って、除草剤で地面が露出している生産農家の
それとは全く様相が異なる。これはEMを使い始める前からのことである。

 いったん生え始めた笹を抜くことも枯らすことも容易なことではない。除草剤を使えば簡単なこと
なのかも知れない。除草剤は使いたくない。ともかく今は自然に任せ、長く伸びすぎたら草刈り機で
刈っている。

 そんな畑なのだが果樹の出来はすこぶる良い。そしてEMを使い始めて味が良くなった。ハッサク
特有の苦みが薄くなり、甘くて味が濃くなった。そして何よりも肥料は寒肥として油粕と最近使い
始めたヌカを一回撒くだけである。さしたる肥料も使わないのに玉太りがすこぶる良い。非常に大きな
実がたくさん収穫できるようになったことである。

 昨年はナシ特有の赤星病が出たとき、EMを薄めて木全体に撒いてみた。見事に繁殖が止まり、
落葉が非常に少なくなった。今年はスモモの熟期に使ってみようと思っている。ナシの経験から
灰色カビ病の予防になるのではなかろうかと考えている。

 そんなことで、まだまだ試行中の段階だがEMの働きには注目すべきものがある。私は実証主義
なので容易に人の話や本だけでは信じられない。従って、自分で使ってみて、あるいは現地に出かけて
実際にEMがどのように使用されているか確かめている。

 今までに東京の日本橋川には二度ほど足を運んだ。そして奈良の東大寺、ここでは池の浄化と松の
再生に使われていた。いずれも顕著な効果が現れている。今後も出来るだけ現地へ出向きその効果を
確かめてみたいと思っている。

 地元、児島でも?暇堂という野崎家の別邸の庭にある松にたった一度だけだが撒いて、それなりの
効果を確認している。全国各地ではあさりが獲れるようになったとか、シジミが獲れるようになったと
いう話を聞いている。これも恐らくは事実であろう。

 しかし、EMを使う前がどのような状態であったのか確かめようもない。ただEMの場合は化学薬品
のように投入後直ちに反応が現れるとか色が変化するなどと行った現象が見られないので多くの誤解を
生んでいることは事実である。使ったものにしか分からないことが多い。また一、二度使ってみたからと
いって変化を期待することは出来ない。

 先日、訪問した広島県の内海町の兼田さんのことを書いておこう。ここは海苔の養殖と加工を行って
いる。この工場では加工工程で滅菌のための塩素系薬剤を使わないことで売り上げを伸ばしている。
従って海苔の風味が違うようである。

 塩素を使っていた頃は共同の排水口に海苔の腐ったヘドロが堆積し悪臭を発していたようだ。
海苔は海草の中でも特に栄養価が高いようで、それだけに腐ると悪臭を発するようである。

 困った時に知ったのがEMであった。EMを使い始めて約三ヶ月、水路のヘドロは全く消えてしまい
今は全く流していないとのことであったが水路は非常にきれいだった。また、以前のようにヘドロは
堆積することもなくなったとのことであった。どうやらEMの力が今も持続しているようである。

 私達が訪れたときは既にシーズンを終え、排水もなくなっていたが水路の水はよどむこともなく
透き通っていた。何よりも驚いたのは水路の縁や周辺部の花崗岩が山から切り出してきたかのように
きれいだったことである。この水路がヘドロの堆積で汚れきっていたとはとても信じられないことで
あった。

 兼田さんは海苔養殖もここ数年で終わるかも知れないと話しておられた。原因は海水温の上昇だ
とのことであった。今は海苔の加工ばかりでなくEMを使って大量の酵素を作って販売しておられる。

 この収入も馬鹿にはならないのだと話しておられた。約3年間寝かせて熟成したものを販売して
おられるようだ。熟成中のものがたくさん置いてあった。これはEMの複製品である。

 どうやら兼田さんはEMと長くつきあってきたご本人にしか理解し得ないEMの不思議な力を
感じておられるようである。兼田家の古いくみ取り式のトイレの臭いが全くしなかった。風呂水は
捨てずに何回も使っておられるらしいが、全く濁っていなかった。また風呂の壁に全くカビが付いて
いなかった。塗り立てのような白壁のままであった。

 家のあちらこちらにはペットボトルに入った夥しい数のEMが置かれていた。全て兼田家特製の
EMであった。ここではトイレも風呂も見た事実だけを書いている。実に不思議なことである。

 EM周辺には様々な反論や確執などがあるようだが、賛成派も反対派ももう一度原点に返って
検証してみる価値があるのではないだろうか。改めてミドリムシなど微生物の働きに目が向けられれ
つつある。

 あの味の素も化学合成を止めて微生物の発酵により作られている。そして何よりも味噌や醤油、
お酒やビール、そしてヨーグルトなど数多くの発酵食品によって私達の生活は支えられている。
私達の祖先は体験的に微生物の働きを利用してきた。それは昨日今日のことではない。

 こうしたことを考えるときEMだけが特別な存在ではないことを記しておきたい。そして何よりも
EMの中の光合成細菌には計り知れない力があることを追記しておきたい。光合成細菌と乳酸菌、
そして酵母の相互作用による働きがEMの力となっている。

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