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チェーンソー軍団〜その2 

2012年05月15日 外部ブログ記事
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先日の伐採の日のことが、まだ記憶に深く残っている。ブログ記事を読み返してみると、まだ書いていなかった多くのことが思い出される。大きな木を切り倒す作業では、まず倒す側に大きな切れ目を入れる。これは、まるでサメが口を開けたような形。次にその反対側から鋸の刃を入れていく。最後はサメの口の方に倒れるが、最後まで鋸で切る必要はなく、むしろ最後まで鋸を入れると危険なのだろう、最後は場合によって楔(クサビ)を入れる。クサビは、堅い木材や金属で作られたV字形の道具で、一端を厚く、もう一端に向かってだんだん薄くなるように作られている。つまり、これを鋸で切断した隙間に打ち込むのだが、クサビには二つの用途がある。
一つは物を割るという用途だが、もう一つは、物と物とが離れないように圧迫するというまったく異なる目的に使われることがある。しかし、「割る」ということに使われる方が一般的でよく知られている。古代エジプトの石切場では、建築用の岩の塊を割るために青銅のクサビが用いられていたが、9000年以上も前から利用されていたクサビの起源はまだ分かっていないらしい。
仲のよい両者の関係を悪くするような場合「二人の間にくさびを打ち込む」というような文章でもわかるように「割る」という意味の修辞技法でもよく使われている。
 
伐採作業では、目的の反対方向へ倒れるのを避けるために、その木にロープを掛け何人かで引っ張っている場面もあった。高い枝にロープを掛ける道具もある。それは、釣り竿のように何段にも伸びるようになっていて、その先にロープをつけてスルスルと延ばしていく様子には、感心させられた。そして大木がメキメキと音を立てて倒れる様は豪快で、ドスンというかもっと豪快な言葉が必要なほどの勢いで地面にたたきつけられ、その瞬間は地響きがするほどであった。
 
ファイヤーさんの指導で、鋸の刃の目立ての方法を学んでいた人もあったが、作業中に誤って自分の足に鋸の刃がすべり危うく大けがをする危険に会った人もいた。鋸の刃がズボンの繊維に巻き付いてチェーンソーが止まるという、安全ズボン(呼び名は定かでない)を着用していたことで大事に至らなかったというが、ほとんどの人がそういう作業服を着用していたということが後に分かり、納得して感心したことの一つだった。
それにしても、あの場面を思い出してみると、元気よく活躍していたわが長男と「あっさん」という若者の服装だけは、「安全服」ではなく「危険服」だったことを思い出す。
 
チェーンソー、ログハウス、薪ストーブ、薪割り、それにワンちゃん繋がりの人々が怒濤の如く訪れ、森の木をあっというまになぎ倒し風のように去っていった。ウオンウオンと鳴り響く何台ものチェーンソーの音が、まだ耳元で響いている。森は開け、輪切りになった木が転がっているが、いつの日にかこの場所に山荘が建設されるらしい。
私はここに来る度に、この日のことを懐かしく思い出すに違いない。
 
 

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