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池の平湿原でコマネチと出会うハイキング 

2012年07月23日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し



 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
ブログを書き始めてちょうど4年となる記念日。こういうのを記念日というのかと少々疑問に思うが、やはり、私にとっては記念日である。リタイア後の移住生活にとってブログを書き始めたということが、その後の生活や人間関係に大きな影響を及ぼしたのは確かだ。そして今、ブログがきっかけで出来た何とも言い表しがたい素敵な仲間が出来た。その記念日、7月22日の日曜日、私の企画で池の平へハイキングに出かけた。
 
総勢9名の仲間は鹿沢温泉を通り越して地蔵峠を目指した。仲間が皆集まるとこの倍の人数になるが、仕事を持つ人たちが多く、また人にはそれぞれの都合があって、なかなか全員集合とはいかない。梅雨があがり絶好のハイキング日和と予想していたが、あいにくの曇り空で、今にも泣きそうな天気だった。平日なら池の平までマイカーで入れるが、この時期の土日は地蔵峠の駐車場からシャトルバスに乗らなければならない。
 
地蔵峠では、予想をはるかに超える賑わいで、駐車場は車でごった返していたが、何とか駐車することが出来た。シャトルバスは、何度も蛇行を繰り返しながら進み、約12分で池の平に到着した。こちらに来た年の2008年7月28日に来て以来だが、その時の新鮮な思い出が甦る。
一年を通じて1000種類の草花が咲き乱れる池の平湿原は、駐車場からそのまま木道で楽しめる湿原へ行くことが出来るが。その前に少しだけ険しい山の中に入り高い場所からの景色を楽しむのが望ましい。仲間の中には、今年から幼稚園に行き始めた男の子がいるが、私はこのハイキングをその幼い子に照準を合わせて企画したのだった。
 
何段も続く階段があり、岩がごろごろしていたりと、思っていたより幼い子には過酷なコースだったが、信頼する父親に手を引かれながら、仲間達の激励に奮起した彼は、最後の下りで少しだけ父のだっこに甘えただけで歩き通した。天気が晴なら素晴らしい景色も楽しめるはずだったが、昨日はあいにくの曇り空でそれは望めなかった。しかし、幻想的な霧が発生し、その霧が生き物のように動く様はめったに見られない光景であった。
湿原に咲き乱れるアヤメの群生は4年前よりも数が多く、紫色が鮮やかだった。仲間達は数々の高山植物に触れ合い、カメラを向けていたが大自然の中に身を置くと何といっても清らかな気持ちになれる。湿原を目の前にして食べた弁当は、それぞれいつもとは一味違ったものだったに違いない。そして、あの可憐なコマネチ(コマクサともいう)も、見事に咲き誇り私たちを喜ばせてくれた。
 
人間の人生は、人との出会いで決まると言われるくらい、人との関わり合いが大切である。
幸福は自分を大切にすることから始まるのであるが、人間は人との関わり合いにおいてのみ、幸福感を感じるものだ。楽しいことがあっても、それを分かち合える仲間がいなければ決して幸福な気持ちにはなれない。若い頃は皆大きな希望や野心を持って突き進むものだが、やがて一人の人間が出来ることは、たかが知れているということに気がつく時が来る。
それでも尚、人は何もせずにただぼんやりと暮らすことはできないもので、何か世の中と関わり、ほんの少しでも何かに貢献したいと思うものだ。そして、その方法は人の数ほどある。それぞれがその星を求めて生きる中で、一年に一度か二度でも会って語り合える仲間がいるということは、何よりも心強いことに違いない。
 
私は素晴らしい終の棲家を見つけ、心の和む仲間を得た。音沙汰がなくてもずっと親友でいられる仲間、会った瞬間に心が通じ合える仲は、若い頃の恋人同士の気持ちに近い。
最年長の私は、それでもぜんぜん責任を感じていない。浅間高原の自然の中で人生を楽しむ仲間達とは、これから先もきっと心の通じ合える仲間であり続けることだろう。
そんなことを思ながら歩いた池の平湿原は、また一つの良き思い出となった。
そして帰宅して、大相撲を見ていると、いつの間にか外は雨が降っていた。
 
 
 

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