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パトラッシュが駆ける!
寄贈作戦・弾丸尽きつつ
2012年12月14日
テーマ:テーマ無し
蒲田、新小岩、北千住、金町、王子、桜新町、・・・
これらの町の名を、東京人として、知らないわけはない。
しかし、電車から降り、実際に足を踏み入れたのは、今回が初めてだ。
長く東京に住んでいるけれど、考えて見たら、
知らないところの方が、はるかに多い。
東京は広い。
そして、何処へ行っても、人が多い。
そんなことに、今さらのように感心しつつ、
私は、少々わけがあって、これらの町々を歩いている。
「寄贈」と言う名の作戦を展開中なのである。
* * *
自費出版した本を、親しい方々にお送りしたのだが、
その残りが四十冊ほどある。
遍路という、特殊な世界を描いた紀行文だから、
誰彼かまわず、押し付けるわけに行かない。
信教に関わることでもある。
これを、軽々に考えてはいけない。
坐間先輩を思い出した。
彼もまた、過去に本を出版し、それが、四度にも及んでいる。
私は、今回がやっとの二冊目だ。
「個人に進呈したとして、それを読んでくれるのは、
一冊につき、一人か二人です。
図書館なら、その一冊を、十人二十人、
ことによったら百人が、読む可能性すらあります」
その通りだ。
本は、人に読んでもらうためにある。
それなら、図書館の方が、はるかに効率がいい。
先輩は、地元関西各地への配布を終えるや、
自ら車を駆って中部へ進出し、
次いで、関東、東北の各地へも出向き、
遂には北海道にまで遠征したくらいだ。
これまで図書館に配った本たるや、数百冊に及ぶのではなかろうか。
私より年長なのに、その行動力たるやない。
恐れ入ってしまう。
私なんぞ、前回出版した際は、近くの図書館、
二館に持って行っただけだ。
うち一館が所蔵してくれて、私は面目が立ち、
それでもう、すっかり満足してしまった。
先輩に言わせれば「なんとまあ、欲のないことよ」となる。
私に言わせれば「あなたが超人的なのですよ」と、こうなる。
今回は少し、欲を出してみようと思った。
手始めに、隣の、中野区の中央図書館へ行った。
電車で10分である。
カウンターに本を差し出し、寄贈の旨を伝え、簡単にことが終わった。
杉並と、何ら変わるところはない。
新宿へも、足を伸ばした。
さらに電車で、5分である。
これもあっさりと済んだ。
「ありがとうございます」
受付嬢からは、丁重に、礼さえ言われる。
それもそうだ。
寄贈とは、一つの寄付行為なのである。
私は、調子に乗りやすい男だ。
誰に遠慮が要るものか。
都内には、二十三もの区がある。
いっそ、これらの全部に、配布してしまおうとなった。
* * *
それで毎日、せっせと出歩いている。
囲碁サロンの方は、しばらく休業だ。
ターゲットは、各区の中央図書館である。
蔵書数など、規模も大きいし、選書の権限は、
どうやら、ここが握っているらしい。
城で言えば、本丸のようなものだ。
私は、二十三の本丸、全てを攻めるつもりになった。
意外だったのは、その本丸の所在地だ。
ほとんどが、区の中心部から外れている。
つまり、繁華街ではない。
駅から歩いて十分、十五分なんてところが、ざらなのである。
これは、他の行政サービスと、明らかに違う立地条件だ。
図書を求める人は、遠路を厭わず、やって来るということだろう。
私も、せっせと足を運んでいる。
江戸川、葛飾、足立・・・
図らずも、未知の東京を、探訪しているようなものだ。
私は凝り性であり、何かをやり出すと、すぐにのめり込んでしまうところがある。
昨年の、遍路がそうであった。
無我夢中にやった。
今年になってからは、デモだ。
反原発のデモに参加して以来、毎週これに加わっている。
シュプレヒコールにも、もうすっかり慣れた。
金曜日と言えば、国会前に行き、大声を張り上げている。
さらに加えて、ここへ来ての、図書館攻めだ。
今日は何館回れるか・・・
各区を、どの順に回ったら、時間の無駄がないか・・・
電車賃が安く済むか・・・
これらを考えるのが、にわかに楽しみとなっている。
二十三区全てを回れば、達成感も湧くであろう。
坐間先輩の胸中が、やっと分かるようになった。
いっそ攻略先を、都下の全市にまで、広げようかと思っている。
嗚呼しかし、今となっては、残りの部数が乏しい。
予算をけちり、著者の受け取り分を、百部にしたのがいけなかった。
戦線を拡大しようにも、弾がないのだから、どうにもならない。
「首都圏の各地に、配りたいのです」
出版社に掛け合い、今から部数を増やしてもらえないだろうか・・・
にわかに、そんなことまで考えている。
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ぼちぼち
我太郎さん、
拙文をお読み頂きまして、ありがとうございます。
町を知っているつもりで、意外と知らないことに、吾ながら、驚きました。
東京の図書館で、ぼつぼつ置いてくれるところが、出て来ました。
欲をかいてもいけません
これで満足することに致しましょう。
2012/12/19 19:18:20
狭いようで広い
広いようで狭いと思うことも多いですが、街並み探訪をやると知らない所だらけだと気づきます
5km四方を全て歩いたこともないのに、市や県となればなおさらです
知らない世界を知る良い機会になってると思います
どんな施設も訪れる人は、その目的がはっきりしているので、図書館狙いは正解でしょう
>今から部数を増やしてもらえないだろうか・・・
これはいかがなものでしょう
今回は今回、次回はの目標にされたら励みにもなるのでは
2012/12/19 08:29:21