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前立腺肥大症 

2013年03月12日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

長野原町にある長生病院までの距離がなんとも長く感じた深夜のドライブ。どんな顔で運転していたのか分からないが、こういう場合のオートマチックは有難い。いつの間にか左足を突っ張ったまま力を入れているのに気付いた。ガンバレ、ガンバレと妻の声援?を受けながらやっとの思いで辿り着いた病院の建物はかなり古く歴史を感じさせる。しかし、今はそんなことはどうでもいい。一刻も早く楽にしてもらいたいのに、看護師は、血圧を測るという。次に熱を測り・・・やっと先生にご面会。膀胱に管を入れて取り出された尿は1000CC。全身から力が抜け、「助かった」とほっとしたあのときの感覚は、かつて経験したことがないものであった。毎朝朝食後に1粒ずつ飲むようにと2週間分の薬をもらい、元気揚々と帰宅した。帰路は鼻唄でも唄いたいような気分で、これで一件落着と眠りについた。
 
2月27日の朝、目覚めてトイレに行くが、まさか、また出ない昨夜の悪夢が甦る。すぐに病院へ連絡してハンドルを握った。待合室で待ちながら当たりを眺めていて、初めてこの病院には泌尿器科がないことに気付いた。再び取り出された尿は600CC。紹介状を書いてもらい原町赤十字病院へ行くことになったが、受付は午前11時までという。愛車よ、頼むぜ・・と、再びアクセルを踏み込み、コンビニのトイレのお世話になりながらしかし、到着したときは11時10分になっていた。受付の女性に事情を話すと連絡をとってくれて診察OKが出た。
 
診察前にまたトイレに駆け込んだが、そのすぐ後に尿検査をするということが分かった。尿の量は25CCでいいという。水をがぶがぶと飲んで計量コップを受け取る。紙コップの内側には目盛りがあり25CCは一番底の方で、何とか確保できた。初老のちょっと怖そうな医師に診察をうけたが、はじめからの経緯を話すと、今後お酒はダメですぞ!・・と一喝され、「ハイ、モチロンデス」と、自分でもしごく情けない声で答えていた。そして、手術はしなくてもいいのかと、恐る恐る尋ねると、即座に「いいでしょう、そのうち薬が効いてくるから」と簡単におっしゃるではないか。再び600CCを取り出した直後でもあり、「絶対に手術だね」と言っていた妻も、一安心の顔を見せた。かくして、原町赤十字病院・泌尿器科の老先生は、「名医」と言うことになったのである。受付嬢にお礼を述べて帰路についたが、「金曜日にもう一度来なさい」と言われたとき、泌尿器科の診療が月・水・金曜日だということには気付いていなかった。
そして、この時点では、もう二度とあの苦しみはないだろうと高をくくっていたのであった。
 
しかしその夜、15分から20分おきにトイレに駆け込むはめになり、早朝、病院に連絡すると、泌尿器科は木曜日で休みだという。事情を話すと救急診療で処置してくれることになった。
結果的にはその木曜日の夜も同じ事になり、診察を受けた金曜日の夜もかんばしくなく、土曜日に再び救急診療室に飛び込むことになった。そこでついに、「膀胱留置用ディスポーザブルカテーテル」というものを取り付けることになった。ようするに膀胱から管でつながったビニールの袋をつけたままの姿となった。8日のブログ記事の写真のバッグの中は、すなわち、トイレなのである。
 
そして3月4日月曜日、名医の老先生は、前言を覆して「手術」しますか?と言うではないか。
覚悟を決めていた私は即座に手術をお願いしたのだった。がしかし、またまた思いもかけないことが発生する。原町赤十字病院では手術が出来ないというのだ。結局、ここでまた紹介状をいただき長野県にある佐久総合病院へ行くことになった。そして、去る6日、佐久総合病院へ行き、3月25日入院、翌26日に手術ということになった。6日は、手術前検査ですっかり疲れたが、手術までカテーテルを付けたままの生活になる。他に悪いところもなく食欲もあり元気なのであるが、手術までの日にちが長く、今度ばかりはうっかり外を出歩くことも出来ず、読書とテレビのごやっかいになっている。
 
しかし、そのカテーテルなる代物は、あの苦しみを考えると、お前は邪魔だなと思いながらも、トイレに行く必要がないので、朝までぐっすりと眠れる、いやいやまんざら捨てたものではないのである。前立腺肥大症は、かなり多くの人が経験するものだが、人によりその程度が違い、手術にいたる人がどれくらいの割合かは分からない。私は以前からいつかは「手術」と言うことを考えていたので、遂にその時が来たと思っている。ことのついでに手術のときの様子や結果も報告するつもりである。
 
 

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