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パトラッシュが駆ける！

小噺　揺れる　

2013年06月25日 ナビトモブログ記事
テーマ：テーマ無し

「ご隠居さーん、何かおかしいと思いやせんか、今度の遭難騒ぎ」
「おう、熊か。助かってよかったじゃないか、二人とも。
それに、日本の飛行艇も、大したものだ。
海上自衛隊の、操縦技術もな」

「あっしの言いてえのは、金のこってすよ。マネー。
飛行機を、何機も飛ばしゃ、安くないマネーが、かかるでしょ。
それは、元はと言えば税金だ。あっしの払った分も、へえってる」
「えらそうに言うな。この前も、督促状が来てただろ」
まあ、国民の命を守るのは、国の務めであるから、仕方あるまい」

「漁船や貨物船が、遭難したってんならともかく、
当人が好きで始めた冒険でしょ」
「山登りと同じだ。あれも言ってみれば道楽だが、
それでも、危機に陥れば、警察や消防は出動し、
救助せねばならない」

「出発前に、舳先に漏水があったって話です。
当人が、ブログで書いておりやす」
「そりゃ、初耳だな」
「舳先を解体し、充填剤を入れなおすのが、
本当の修理法なのに、内側からの充填で、済ませたとか」
「何故だ」

「そりゃ、本格修理をすりゃあ、日にちがかかるからでしょ。
『余程荒れた海でない限り、漏水しない。
これでまず大丈夫だろう』って、ブログにも書いてありやす」
「見くびったか、海を」
「実際、大いに荒れやしたからね」

「急いだ理由は何だ？」
「二十四時間テレビってえのが、ありやすでしょ。
八月下旬に。アメリカ到着を、それに合わせようという、
目論見があったとか」
「愛は地球を救うって、あれか・・・」
「全盲セーラーによる、初の太平洋横断ってえことになれば、
いかにも感動的でしょ。テレビ局が、飛付かねえわけがねえ」

「ばかに詳しいな。お前にしちゃ」
「へへへ、博学のご隠居だって、知らねえでしょ。
インターネットですよ、今時は」
「そのブログとやらを、わしにも見せてみろ」
「それがですね、もう削除されちまって、閲覧は出来ねえんで」
「誰が削除した」
「そりゃ、当人でしょ」
「李下に冠を、正したようなものだな」
「何です？そりゃ」
「疑わしいことを、するなってこと」

「ご隠居さん、これでもおかしいとは、思わないんで？」
「そりゃ、ことがヨットだけに、少し揺れておる」



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彼らはそう言うけれど

パトラッシュさん

我太郎さん、お読み頂きまして、ありがとうございます。

命が助かり、めでたしめでたし・・・
とばかりは、行かないような、問題が、裏にあるようです。
鯨に乗り上げ、破損したと、彼らは言っていますがね・・・

2013/06/26 11:07:46

小噺ではすまん

我太郎さん

あまりテレビは見ないので知らなかったです
嫁さんが出航の時に、台風は関係ないんやろうかと言っていました
荒れた海と台風の関係も分からんほど無関心でしたが、この騒ぎであれこれ考えさせられます
何事も純粋にはいかんもんでしょうが、不遜な想いが入り混じっていたとすると問題は大きいです
反省をどう生かすか、今後を見守りたいです

2013/06/25 21:58:47

海山同じはずです

パトラッシュさん

mickeyさん、

民間のヘリをチャーターしたり、民間人に、救助に加わってもらうと、有料になるようです。
警察消防は、公務なので、原則無料のようです。

今、山では山岳保険を掛ける人が多いようで、私の友人も、穂高でけがをし、ヘリで運ばれました。
（民間のヘリです）
保険に入っていたので、ただだったようです。

海の場合、保険はあるのかどうか・・・
どっちにしても、私はやりませんので、もう関係ありません。

2013/06/25 18:59:51

山の遭難の場合

さん

ヘリコプターや救助隊にかかった費用は遭難者が出す、と聞いたことがあります。
今回、当人が税金を使って申し訳ない、みたいなことを言っていたのを聞いて、山と海とでは違うの？とビックリしました。
山も税金なんでしょうか？

2013/06/25 17:57:55

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