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「もったいない」 

2013年08月01日 ナビトモブログ記事
テーマ:暮らし

 最近、消費税増税問題が話題に上ってきている。消費税増税が行われれば、食料購入費が確実に上がる。

 このこととの関連で、日本人の食品廃棄やまだ食べられるのに捨てられている食べ物、いわゆる「食品ロス」の問題が気になった。
 
 そこで、政府広報資料を見てみた。

 改めて驚いた。政府広報資料には、次のようなことが書かれている。

@ 日本国内における年間の食品廃棄量は、食料消費全体の2割に当たる約1,800万トン。

A このうち、売れ残りや期限切れの食品、食べ残しなど、まだ食べられるのに捨てられている食べ物、いわゆる「食品ロス」は500万トン〜800万トンとされている。

B これは、我が国におけるコメの年間収穫量(平成24年約850万トン)に匹敵する。  

C また、これは、世界中で飢餓に苦しむ人々に向けた世界の食料援助量(平成23年で年間約390万トン)を大きく上回る量である。

D 日本人1人当たりに換算すると、毎日おにぎり約1〜2個分を捨てていることなる。

E 日本の食料自給率は現在39%(平成23年度)で、大半を輸入に頼っているが、その一方で、食べられる食料が大量に捨てられている。

 日本人がこんなにも馬鹿なこともったいないことをしているなんて。驚かない人がいるとしたら、どうかしている。

 政府広報資料は、更に続けて言及する。

F 食品ロスは、食品メーカーや卸、小売店、飲食店、家庭など、「食べる」ことに関係する様々な場所で発生している。

G 家庭においても食品ロス全体の約半数にあたる年間200万トン〜400万トンが発生している。食材別にみると最も多いのは野菜、次いで調理加工品、果実類、魚介類
である。

H 家庭から出される生ごみの中には、手つかずの食品が2割もあり、さらにそのうちの4分の1は賞味期限前にもかかわらず捨てられているものである。

I そのほか、調理の際での、野菜の皮剥きや肉の脂身を取り除きなど、食べられる部分を過剰に捨てていることも食品ロスの原因になっている。

 第二次大戦敗戦後の日本人は、おしなべてやせて細身の日本人であった。食べる物が十分でなかったからだ。それが、今はどうだ。比喩的に言えば、今の日本人はデブだ。

 デブをそうでなくするのは、簡単ではない。だけど、もったいないことはしないというのは、デブにでもできるはずだ。私も国民の一人として、もったいないことはしないように心がけようと思う。

 そしたら、「スイカの白い部分には、コレステロール抑制効果と果肉以上の利尿作用がある」旨の新聞記事が目にとまった。

 そこで、例によって、ネットで調べた。それで、次のようなことが分かった。

@ スイカの赤い部分には、リコピンやβカロテンが豊富に含まれている。
 リコピンは、シミやソバカスの原因となる活性酸素を除去する力が強い。
 βカロテンは、体内でビタミンAに変換されて新陳代謝を促し、肌の老化を予防してくれる。

A スイカの白い部分には、赤い部分より、シトルリンが多く含まれている。
 シトルリンは、今注目されているアミノ酸の一種であり、
 ア 体内の解毒作用にかかわり、疲労回復効果がある
 イ 血管をしなやかにし、動脈硬化を防ぐ
 ウ 活性酸素を抑える抗酸化作用があり、生活習慣病や癌の予防によいといわれているそうだ。

 ということは、今まで捨てていたスイカの白い部分を食せばいいということだ。
 今まで、白い部分をそっくり捨てるなんて、もったいないことをしていたものだ。

 それ以来、私は、スイカの白い部分もセッセと食している。スイカで捨てるのは、タネと薄く残った皮だ。おかげで、身体にはいいし、ゴミも減るというものだ。

 エッ、スイカの白い部分は食べにくくないかって。大丈夫。
 スイカの白い部分の上の薄い赤い部分も一緒に切り取れば、食すに違和感はない。参考までに、参考画像を掲げることにする。


 ところで、日本人は優秀な民族だろうか。

 こうした設問を設定して世論調査をすれば、圧倒的に多数の日本人は、イエスと答えるだろう。

 しかし、私には、日本人は優秀な民族だとは思えない。

 日本の年間の食料消費額は74兆円ぐらいだが、食料消費全体の2割に当たる15兆円もの食品廃棄がなされているのだ。
 この額がいかに巨額であるか。
 よく問題にされる国民医療費は、約30兆円の規模であり、このうち老人医療費が約10兆円である。
 食品廃棄量を三分の一に減らせば、老人医療費相当額が生みだされるのだ。

 先ほど、述べたように、
 @ 日本国内における年間の食品廃棄量は、食料消費全体の2割に当たる約1,800万トンである。
 A このうち「食品ロス」は、500万トン〜800万トンとされている。
 G 家庭においても食品ロス全体の約半数にあたる年間200万トン〜400万トンが発生している。
 
 これだけでは、各家庭の食品廃棄量が食料消費の何割に相当するかは分からない。
 仮に、その割合を1割とした場合、食料品の購入月額が5万円である家庭では、5,000円相当の食品廃棄が発生することになる。
 食料品の購入月額が5万円に係る消費税増税の消費税負担増は2,400円だから、食品廃棄量を半分にすれば、消費税負担増があっても賄える。

 そして、レストランなどの外食の中で最も食品廃棄率が高いのが、結婚式の披露宴などの宴会で、25%にも上るそうだ。

 これでは、とても日本人は優秀な民族だとは言えない。優秀な民族どころか、アホな民族だと言わざるを得ないのではないだろうか。

 日本人は、本来の優秀な民族になろうや。
 
 だから、もったいないことはしないようにしようや。






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食料には感謝しています

さん

日本人は食に関してとても贅沢になったと思います。外食でも、かなり残しているのを見ると心が痛みます。コンビニでの廃棄も見ていられません。

自分では普段は粗食を腹七分目、食材の購入は好きですが、買ったからには余すところなく使用、食べきっています。余っても何かしら作り使い尽くしています。食べきれない時には冷凍にしまして、食材にはいつも感謝をしています。

2013/08/02 11:37:34

スイカのぬか漬け

さん

読ませて頂いてとてもいい勉強になりました。
ちなみにスイカの白い部分はぬか漬けにしています。
結構いけますよ(笑)

毎日の食事作り・・・に拍手有難うございました。

2013/08/01 16:53:47

スイカの白いところ

喜美さん

栄養の効果は全く知りませんでしたけれど 母は糠味噌につけて 写真のような切り方をしていました
少し白いところに塩味がして甘みとなじんで美味しかったです
今血圧が高く糠味噌やめたので出来ません

2013/08/01 09:32:37

スイカの白い部分の効能

トパーズさん

へぇ〜 今の今まで、スイカの白い部分を
ないがしろにしていました。
時折、漬物にしている話を聞いた事は
ありましたが、美味しいとは言っていなかったので
私は、捨てていました。
今度から、ジュースに入れてみます。

2013/08/01 03:01:18

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