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9月最終の富士登山3 

2013年09月30日 ナビトモブログ記事
テーマ:山歩きと登山

 深呼吸して山頂の雰囲気を腹一杯吸い込んだ、気持ちいい、
立ったまま下界を見下ろしそして遠くの山並も暫く眺めている、
ボランティアの男性は自分と反対からお鉢周りすると告げ
別れた。


 山頂に立っても風は穏やかで気温も寒く感じなく半袖の登山者も
ちらほら居るくらいだ、薄い山ジャケットでは背中に汗が感じる
急ぎ歩きでも無いのにほんのり汗ばむ感じがして脱いだ。


 静岡側は雲に隠れ宝永山は見えない、賽の河原から銀名水の場所へ
夏場の郵便局設置の場所富士館の軒下にザックを降ろし身軽で
最高峰の剣が峰へ足を伸ばして行く、手前には夏場でも珍しいと
されるコノシロ池が現れていた、7月の時も汚れた水を貯めていた。


 馬の背から最後の難関急坂が始まる、この坂を上がりやっと
プロジェクトXで紹介の気象観測レーダードームの跡の建物が
残っている、室戸台風の甚大な被害を此の先食い止める気象観測を
最高地点で観測し情報を東京に送って管理する。


 気象庁の威信を賭けて建設したビッグプロジェクトでした、今は
空から人工衛星で観測する為に取り外され乗せていた本体が今も
実験施設として残されている。


 剣が峰で変わりばんこに撮影が行われ自分も取って貰った
撮影が済み周りの景色も堪能した、此処も寒くは無く過ごせる
7月の時剣が峰を降るとき足を救われ転倒したが再度は無いと
新調に足を運んだ。


 再びザックの場所に戻り昼ご飯とした、今度は袋入り
ラーメンの登場です、3776mの場所お湯の沸き方が問題
88度で湧いてしまう、麺の茹で方も時間が掛かる、辛抱する
蓋をしていると脇から汁がこぼれ大変なので隙間を作って
様子見にした。


12,3分で美味しいチャーシュー入りの少し厚い肉が味を
引き立て格別の味に仕上げてくれた、砂礫の粉も入らない
今回の料理には満足、食べるのには時間は掛からず後始末を
付けその場から帰路の下山をさっき来た道に戻り一周は止めて
久須志神社登山口に帰る、山頂に有る小山の一つ大日岳を廻り込み
下山道を降るはずにしたが、ロープで止められ入ることが出来ない。


 山頂銀座は冬眠中です、久須志神社も眠っている、軽く頭を下げ
下山の無事を祈る、再び岩綾地帯を征服しながら合数を減らしていく
八合目で幅の広い道に入ってしまった、その間行けば須走に下山だ
ならばその反対として歩いた、だけど岩綾地帯から外れ道が違う事に
気づき戻らねばと感じたが、目の前に白雲荘が見えたので間違っても
降りられると気を取り直した。


 白雲荘に着いた、後は元の道に入ってひたすら岩綾地帯を降ればと
見たが何やら薔薇線で囲まれこの山小屋には入れない休止小屋状態に
成っている、どうにかして入れる場所を探すも見つからず困ってしまった。


 悩んでも仕方ないどうにかして突破しないとこの薔薇線から開放
されそうもない、考えが浮かんだ、大脱走のシーンが浮かんだ
何処かに薔薇線のはじっこが有るはず其処を見つけ掘り出せば
最低の低さから身体がはい出せると浮かんだ、すかさず砂礫と岩を
取り除き薔薇線を横に曲げて身体が通れる隙間を作る事が出来
第一関門はクリアーした。



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