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人生いろは坂

EMの力 

2013年09月29日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し



 EMとは有用微生物群を英訳し、その頭文字を用いたものである。
土壌改良材として開発されたものである。私は我が家の畑に使っている。
確かに一年前より二年目、二年前より三年目と年を重ねる毎に少しずつ
改善の兆しが見えるようになってきた。

 実は、自然というものには様々な要因が関わっていて、その効果を
実感することは容易なことではない。植物に必要な水は十分だったのか
気温はどうだったのか等々、植物の成長に必要な様々な要因が決して
一様ではないからだ。従って、これがEM効果かと問われると
即答に困ることもある。しかし、野菜畑では比較的早くからその効果を
確かめることが出来る。ほとんどの野菜はその年に種を蒔いてその年に
収穫するから出来、不出来は容易に判断出来るからだ。

 果樹はその判断が難しい。しかし使い始めて足かけ4年、今年は
伊予柑を除けば、どのかんきつ類も裏年が感じられないほどの
大豊作である。そして栗はかつてないほどたくさんの実をつけている。

 残念ながらその横にある柿の木はたくさんの実をつけたにも
関わらずへた虫の被害を受けて惨憺たる有様である。ぼたぼたと
落ちてもなお目につくくらい実は残っている。やはり大豊作と
言っても良いのかもしれない。今は実感できるくらいたくさんの
花をつけ花が実になっている。

 私がEMを使い始めたのは随分と昔のことになる。何でも新しい
ことが好きな私は市場に出始めたばかりのEMを畑でさっそく
使ってみた。しかし正しい使い方の知識が全くなかったために
その効果を実感することなく、これはだめだと半ば使用を諦めて
いた。

 それから二十数年後のことである。私の住んでいる街の市街地を
流れる川が干潮のとき川底が露出して不快な匂いを発していた。
そこへ街の有志が子供たちと一緒にEM団子を作り、EM発酵液と
一緒に投入した。三か月ほどして川底の色が変わってきた。そして
更に三か月、投入してから半年ほど後の事であった。ヘドロは消え
不快な匂いも消え川底は花崗岩の砂に変わっていた。まさに激変で
あった。

 それから私の考え方は大きく変化した。使い方さえ誤らなければ
それなりの効果があるものだということを実感した。それから再び
興味を持ち始め、自分でも発酵液を作り、ボカシを作り、果ては
光合成細菌の培養まで行ってみた。

 そして様々な本を読み、ネット上でEM効果の絶大なことを知り
訪ねて行ったこともある。東京や奈良など大掛かりにEMを使用して
水の浄化や川底のヘドロ対策を行ってきた先進地である。

 さて、本題に戻ろう。今日は畑での効果だとか川や池などの浄化の
ことではない。EMの還元力というものである。私はこの夏、良く
切れる大切にしていた鋸鎌(のこがま)を失ってしまった。畑の
どこかに置き忘れたのだが何度探しても見つからなかった。

 そしてつい先日偶然にもその鋸鎌が見つかった。見るも無残に
赤さびていて、これでは刃こぼれをしているのではないかと思う
ような状態だった。ふと思いついたのがEMの還元力だった。
さっそくボールになみなみとEM発酵液を満たし、その中に鎌の
刃先をどっぷりと漬けてみた。

 そして翌日のことだった。取り出してみると赤さびはなく
黒々とした鉄本来の色を取り戻していたのだ。さっそく水で洗って
詳細に見てみたが心配をした刃こぼれは全くなかった。その色は
力強ささえ感じるほどの打ち立ての刃物の色をしていたのだった。

 実に驚くべきことであった。一口に還元とは言うけれど、どんな
メカニズムによるものだろうか。ちなみに鉄さびは鉄に酸素が付いて
酸化したものだ。そして還元とは酸化したものから酸素が取り除かれ
元の鉄に戻ったものである。EMが果たして赤さびの原因となって
いた酸素を取り除いたのであろうか。

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