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人生いろは坂

小春日和 

2013年12月06日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し



 「小春日の空真青なり飛行雲」とは一昨日、畑仕事をしながら詠んだ句である。
まこと一昨日の空は紺碧の空であった。その大空をくぬぎの巨木からとめどなく
散り落ちてくる木の葉。俗な世を尻目に自然だけは変わりなく、いつも最高の美を
見せてくれる。自然だけは秘密もなく嘘もつかない。

 秘密保護法案が参議院を通過したようだ。あいまいな審議のまま、規制のない
野放し状態での法案である。公務員に課せられた秘密保持と言いながら、国民の
知る権利が奪われ、果ては言論の自由が規制され、秘密保持と言う目的のために
逮捕され闇から闇へと葬りされれると言う戦前の悪夢が思い出される。国家の
ためと言う前提なら何をしても良い、そんなことになりはしないのか。

 良識ある人や戦前の特高の恐ろしさを知っている人なら反対するのは当たり前の
ことだ。これが自民圧勝と言う議会制民主主義と言うものだろうか。長引く不況から
脱出したいと言う経済のためにだけで投票した結果が、とんでもないことになろうと
している。アベノミクスはそのための布石だったのか。

 戦前の戦争への道は国民世論とマスコミが開いたと言われている。無知なる国民が
戦争へ戦争へと煽り立てた結果、太平洋戦争へと突入していった。気付いた時には
言論統制がかけられて何も言えないような国になっていた。私たち自身が目先のこと
だけでなく、もっと将来のことまで考えるようなならなければならない。

 いつの時代も変わらない。権力を持った者は自分の思うようにやりたいだけだ。
決して国民一人一人のことなど考えてはいない。全ては自分に利のあるように
考えているだけだ。それは私たちが自分自身のことを考えてみれば分かることである。
何だかんだと言いながら人間は自分のことだけしか考えていない。

 その理由も単純だ。今の時代は経済最優先、お金のためなら自分の信念までも
売り渡してしまいかねない。もっと自分自身や自分の子供や孫たちの将来を考えて
みたい。世の中のあり様は今だけの事ではない。遠い将来まで続いていることだ。

 柑橘類がいよいよ色付きを増してきた。八朔、夏ミカン、ネーブルオレンジ、果ては
柚子やダイダイまでもが。幸いにして今年はイノシシの難を逃れたようだ。思い返せば
昨シーズンは本当に大変な年だった。

 今年の秋ジャガは竹の根が思いのほか災いして収穫が皆無に近い状態であった。
土の中からゴロゴロと大きな薯(イモ)が出てくることを想像していただけに
残念でならない。竹の根が水も栄養も全て吸い取っていったようだ。

 上の畑も下の畑も竹藪の横にある。それだけに竹の根の侵入は深刻である。竹の根を
阻止するようにしているが、それでもどこからか入ってくる。竹の根の背後には大きな
藪がある。根は繋がっているから水や栄養が求めやすい場所へ集中してくる。こうして
野菜畑の水も栄養も吸い取ってしまうのだ。一昨日はとにかく徹底的に耕して気になる
ものは取り除いておいた。竹の根は巨大なポンプのようなものである。

 今は国を挙げて情報合戦の時代である。中国がやればアメリカが、アメリカがやれば
中国がやり返す。コンピュータなどと言う電子機器が普及しただけに情報は収集しやすく
なった。その結果、秘密保護法案等と言うものを定めても、その効果は薄い。

 国家の犯罪と言うものがまかり通るような世の中である。私たちに最早、自由と言う
ものはなくなっているのかもしれない。至るところにテレビカメラが設置され、いつの
間にか監視社会の真っただ中に置かれている昨今である。個人の好みから日常まで情報社会の
中で泳がされているようなものである。

 何の憂いもなく雲の流れを追っていた時代が懐かしい。長ずるに及んで周辺は複雑に
なり、好むと好まざるとに関わらず様々なことに巻き込まれることが多くなった。今年も
師走である。一年は瞬く間に過ぎてゆく。

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