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人生いろは坂

遺伝子組み換え作物 

2013年12月30日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し



 今やトウモロコシや大豆のように遺伝子組み換えによるものが当たり前になりつつある。
確かに遺伝子組み換え作物は農薬の使用量を削減したり、除草の手間を省くことが出来る
など、農家にとっての負担軽減は少なくない。また農薬の使用量が削減出来れば消費者
にとっても、あるいは農家の健康面からも良いことには違いない。

 しかし、サソリの遺伝子を組み込んだキャベツが現れるに及んでいささかぞっとするものを
感じるのは私だけであろうか。このキャベツ、キャベツの天敵である青虫など害虫が食べると
たちまちのうちに死んでしまうと言うものである。しかし人間が食べる分には何の差し障りも
ないのだと言う話なのだが。

 そして早くもこの遺伝子を組み込んだキャベツを食べる新たな害虫が現れたと言うから
自然界は底知れぬ力を持っている。ウイルスに勝つ抗生物質が開発されると更に上を行く
ウイルスが現れるのとどこか似ている。

 それよりもっと恐ろしいのは撒いたことのない遺伝子組み換えの作物が生えていたと言う
事件が日本でもアメリカでも発生し始めている。こうなると他の作物との自然交配の心配は
ないのだろうか。

 日本は食糧の輸入大国である。自給率はわずかに40パーセントと言うから大半は輸入に
頼っている。しかも輸入作物の大半は牛や豚や鶏と言った家畜の餌としてのトウモロコシなど
である。アメリカ産の遺伝子組み換え農作物の得意先は日本と言うわけである。

 この遺伝子組み換えの農作物、一見したところ他の農作物と何ら変わったところはない。
それだけに見分けがつかないので消費者にとって選択のしようがない。日本では加工食品の
パッケージ等に遺伝子組み換えでないという表現を使っているものもあるが、表示基準は
混入率によって決められているので、それ以下の混入率の場合は表現されていない。
従って選びようがないのである。当のアメリカでは健康被害を恐れている住民たちが表示を
明確にするようにと大きな運動が起きている。

 実は遺伝子組み換えの農作物による研究は明らかにされていない。恐らく遺伝子組み換えの
農作物を開発したメーカーではマウスなどを使った実験は繰り返し行われているはずなのだが
大半は閉ざされたままである。こうした新しく開発されたもの、まして自然淘汰などではない
形で短期間のうちに作られたものには何らかのリスクが含まれているのは当たり前のことである。

 このリスクは今すぐ現れるものだけではなく長期にわたって観察しなければ分からないもの
もある。既にマウスの実験では三世代目に癌が多発するようになったと言うことなどを聞くと
その恐ろしさは底知れぬものを感じる。

 ちなみに日本の厚生労働省のホームページには遺伝子組み換え農作物に関する安全性を
立証していると言う詳しい記事が掲載されているから読んでみると良い。

 先に掲載した記事にも書いたが遺伝子組み換えによるトウモロコシはコーンシロップと言う
形を変えたものとして市場に広く出回っていて、砂糖に代わるものとして大量に使われている。
家畜の餌として、あるいはコーンシロップとして様々な形に変化しながら私たちの生活に深く
浸透しているのは事実だ。

 遺伝子組み換えの農作物が食糧不足を補うための救世主となるのか、あるいはそう遠くない
将来に何らかの禍根を残すようなものになるのか、誰も知らない。ひたすら安全性を願う
ばかりである。

 ともあれ大豆とトウモロコシは確実に遺伝子組み換えのものになりつつあり、更にはじゃが芋
なども遺伝子組み換えのものが加工食品として市場に出ている。選ぶのもリスクを負うのも
あなた自身だ。

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