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「めだかの学校・恋ごころスイッチ」 

2014年01月03日 ナビトモブログ記事
テーマ:人生

 めだかのがっこうは かわのなか
 そっとのぞいて みてごらん
 そっとのぞいて みてごらん
 
 みんなで おゆうぎしているよ

 小学校1年生の唱歌「めだかの学校」の歌詞である。人は、誰しも人生において、メダカと共に学校生活をスタートさせる。メダカは、同級生、同期生のようなものだ。

 「めだかの学校」を歌っていた頃は、みんな無邪気で、私たちの当時は、いじめなんてなかった。日本は、貧しくても、希望に満ち満ちており、今振り返れば、昭和の時代が懐かしい。

 ちっちゃいメダカは、とぼけた顔で、群れて仲良く水槽の中を泳いでいる。観ていて、楽しかった。

 フリー百科事典・ウィキペディアは、 茶木滋(ちゃきしげる)作詞、中田喜直作曲の「めだかの学校」について、教えてくれる。

 「めだかの学校」は、1950年(昭和25年)に 茶木滋によって作詞され、1951年(昭和26年)3月、NHKのラジオ番組「幼児の時間」で発表された。同年4月、NHKのラジオ番組「うたのおばさん」で安西愛子が歌い、レコードも発売された。

 発表された当初は、「新しい童謡はなじみがなくつまらない」とか、「昔からある童謡がいい」などと批評されたこともあった。やがて日本中に知れ渡り、1954年(昭和29年)には文部省芸術選奨文部大臣賞を受賞した。また、2007年(平成19年)に文化庁が選定した「日本の歌百選」に選ばれた。

 「めだかの学校」が、当初は、「新しい童謡はなじみがなくつまらない」とか、「昔からある童謡がいい」などと批評されていたとは、驚きだ。
 いつの世も、新しく出たものは、最初は敬遠されるということの一例だろう。しかし、「めだかの学校」に対する批評を耳にしたとき、さすがのメダカも、とぼけた顔でいることはやめて、フグのようにほほを膨らましたはずだ。

  
 正月気分の真っただ中の1月3日、ネットでYahoo!ニュースの配信が流れた。
 
 「恋のスイッチ メダカで発見」のタイトルつきだ。以下に、その要旨を掲げる。

 「メダカのメスはずっとそばにいたオスを記憶し、性的パートナーに選ぶ」。そんなメダカの「恋ごころスイッチ」の働きを、東京大学の研究グループが明らかにした。

 初めて出会った2匹のメダカの場合、メスは、オスの求愛行動をなかなか受け入れない。これに対し、透明なガラスで仕切ってお互いが見える「お見合い」状態を経た別のカップルでは、メスがオスをすんなりと受け入れる。

 メダカのメスは、目で見ていた「そばにいたオス」を識別し、性的パートナーとして選択する。「お見合い」をすると、メスの脳内で大型の神経細胞の電気的活動が活性化することが確認された。研究チームでは、この働きを「恋ごころスイッチ」と名づけた。

 ヒトにも同様の働きがあれば恋に落ちる仕組みが分かるかもしれないが、今のところその存在がわかっているのはメダカだけ。

 この配信ニュースでは、メダカのメスとオスが「お見合い」状態を経ると、「恋ごころスイッチ」が働き、その後、出会ったときに、メダカのメスは、そのオスの求愛行動をすんなりと受け入れる、としている。

 へーッ、すごいじゃないか、メダカ君。

 しかし、ここで更に知りたいことがある。メダカのメスをメダカ雌子と呼ぶ。メダカのオスは、二匹いて、彼らをメダカ雄男A、メダカ雄男Bと呼ぶ。メダカ雌子は、「お見合い」状態を経さえすれば、その後、出会ったときに、メダカ雄男A、メダカ雄男Bからの求愛行動のいずれをもすんなりと受け入れるのだろうか。

 メダカ雌子は、そんなにふしだらではないと思う。メダカ雌子に「恋ごころスイッチ」が入るのは、いつか。

 メダカ雌子が最初にメダカ雄男Aと「お見合い」をしたとき、メダカ雄男Aを気に入れば、「恋ごころスイッチ」が入る。しかし、気に入らなければ、「恋ごころスイッチ」は入らない。当然のことだ。

 メダカ雌子が最初にメダカ雄男Aと「お見合い」をして「恋ごころスイッチ」が入った後、メダカ雄男Bと「お見合い」をしたとする。この場合は、ややこしい。

 メダカ雄男Bを気に入らなければ、メダカ雄男Aに対する「恋ごころスイッチ」はそのままだ。

 メダカ雄男Bをも気に入れば、どうなるか。その場合は、メダカ雌子は、メダカ雄男Aにするか、メダカ雄男Bにするかで悩む。

 その結果、やはりメダカ雄男Aにするとなれば、メダカ雄男Aに対する「恋ごころスイッチ」はそのままだ。
 メダカ雄男Aでなく、メダカ雄男Bとなれば、メダカ雄男Aに対する「恋ごころスイッチ」は切られ、メダカ雄男Bに対する「恋ごころスイッチ」が入る。

 メダカ雌子、メダカ雄男A、メダカ雄男Bは、自然の摂理の中で生きる。自然の摂理の中で生きるメダカ雌子は、ふしだらではない。

 「うそだと思ったら、メダカ雌子に聞いてみて下さい」だ。
 

 小学校1年生で唱歌「めだかの学校」を歌った私たちは、早ければ、その時に、最初の「恋ごころスイッチ」を入れる。その後、何十年もの人生の過程で、何度か「恋ごころスイッチ」を入れたり、切ったりしている。

 そして、「恋ごころスイッチ」を入れたり、切ったりする最後がいつなのか。それを予見できる人は、どこにもいない。それは、生きることの不思議さでもある。

 宇宙を作り、生命を作ったのは誰か。その誰かとは「サムシング・グレート」、つまり「偉大なるなにものか」としかいいようがない。

 それにしても、メダカに「恋ごころスイッチ」をお与えになり、そのことを人間にお教えなさる「サムシング・グレート」の存在が不思議でならない。


 
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長かったけど面白い!

彩々さん

面白い研究ですね。

人間の恋の始まりにも共通点が

あるかどうか、このお正月の間、
私も真剣に考えてみましょう。

2014/01/04 09:52:59

見ました

さん

yahooニュースですね。
そんな研究もあるんだ、と意外な驚きでした。
人とめだかではどうなのでしょう?^^;

めだかの学校と、すずめの学校の違いの研究結果も知りたいです。

2014/01/04 00:32:57

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