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北軽井沢 虹の街 爽やかな風

人と自然の関係をより豊かに 

2014年02月04日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し













ここ数日は暖かく、昨日はなんと12℃まで気温が上昇し、セーターやベストを慌てて脱ぎ捨てるほどだった。南風は生暖かく2月になったばかりなのにもう春一番かと、狂った季節感に戸惑っている。周りの雪も見る見るうちに溶けていき、屋根からは雪解けの水がぼとぼとと落ち、まるで春の雪解けを思わせる。ところが今日からまた寒波が接近し、今夜からまた氷点下二桁に逆戻りするという。しかし、そんな厳しい冬も、モノトーンの森の中の静けさと小鳥やリスのあどけない姿に癒されながら、心行くまで楽しんでいる。
 
「志」のソーシャル・ビジネス・マガジン「olterna」(オルタナ)という雑誌があるが、そのオルタナ別冊「グリーン天職バイブル」(2014−2015)は、経営者自らが筆を取った前代未聞の就職ガイドである。この度は103人の企業・NPO経営者が筆を取ったがその中の一人が北軽井沢スウィートグラスを運営する「有限会社きたもっく」の社長・福嶋誠氏である。世の中には知名度は高くなくても、環境やCSR活動に秀でる「グリーン」な良い会社がたくさんあり、最大のポイントは経営者の理念であり、「志」だ。
一人のアルバイト労働者として働いている私だが、オーナーの理念・志は誇れるものである。以下掲載されている記事を紹介したい。
 
当社のこだわり:「人と自然の関係」を豊かに
 
浅間高原の北麓(北軽井沢)を拠点に事業地数カ所で、オートキャンプ場や森林体験リゾート施設などのアウトドアフィールド型ビジネスを中心に事業展開しています。 例えば、キャンプ場スウィートグラスではアウトドア型の宿泊施設という枠を超え、寒い北国のライフスタイルを提案する場へ進化しています。 事業地は軽井沢や北軽井沢ですが、この一帯は今なお活発な活動を続ける活火山、浅間山を中心にエリア全体の自然が形成されています。過去2千年間に起きた3度の爆発的噴火活動により周囲10㌔㍍圏内が埋め尽くされた歴史を持ちます。 流れ出る溶岩、土石流、火山灰――すべての生命はそこにとどまる限り死滅する。そして標高1000―1100㍍の冷涼な気候は、冬場になればマイナス 20℃を記録する厳しい気候条件でもあります。しかし、古来より火山や地震の巣窟である列島に生きた歴史を背負う日本人です。災害と隣り合わせに美しい自然と共に生きる暮らし方を身につけてきた民族で もあります。千年に一度という東日本大震災を経験し「自然と人の関係」が鋭く問われる時代です。 それは同時に「暮らし方」(ライフスタイル)が問われることでもありました。私たち(当社)は「自然と人の関係」をより豊かに楽しく美しく、フィールド体験を通して提案することで近未来の日本のライフスタイル創造に寄与したいと考えています。
 
 
経営の志:自然に従う生き方「ルオム」を柱に
 
当社は2010年「ルオムの森」という森林体験型リゾートの森を作り、それを機に、経営理念の柱に「ルオム」を据えました。 ルオム(LU O MU)とはフィンランド語で「自然に従う生き方」(狭義では有機農法)という意味。フィンランドでは誰もが気軽に森の中に入ります。友人と会って話した り、ベリーを摘んだり、森と密接な関係を習慣としているのです。 ここにフィンランドなど北欧諸国の社会経済構造が形成される原点があります。私たちは企業活動を通して「ルオム」を表現し、寒い北国の風土から生まれるラ イフスタイルを提案します。それはローカルな視点ではありますが、近未来の求めるライフスタイル像が反映されており、普遍的価値を持つと確信しています。 私たちはローカル企業でありつつ、グローバルな価値を追求する「グローカル」企業でありたいと考えるのです。
 
特筆すべきCSR活動:樹木との関係から人の居場所を考える
 
特別なCSRを意識してはいません。しかし、当社の企業活動は社会や地域に貢献することが強く意識されています。地域との整合性から生み出される事業活動は必然的に環境や産業のあり方を射程に含めることが求められます。その意味で、当社は地域のリーディングカンパニーを目指すソーシャルビジネス企業です。 キャンプ場スウィートグラスは、天明3年(1783年)の浅間山噴火の際、火口より流れ下った土石流の押し際にあります。キャンプ場の地名であるおしぎっぱ(押際端)は荒涼とした大地でした。 酪農業のための採草地(牧場)として利用されていた所ですが、私たちは20年間そこに千数百本の樹木を植え育ててきました。人が心地良いと感じる空間とは何かと問い続けて作り上げた3万坪のフィールドです。 大地震や噴火は自然現象(人間から見れば災害)の一つですが、樹木の成長と植生の変遷もまた、自然現象です。人間の一生は約100年。樹木の成長とほぼ同じ時間のスケールです(浅間山の造山活動は数万年のスケール)。樹木とのかかわりは人間が生きることと密接にかかわります。 それは都市におけるエコロジーとか、リサイクルといった考え方とは少し違います。樹木(森)と付き合う関係から今を生きる人間(人生)の居場所が見えてくるのです。
 
経営者・個人として思うこと:次世代につながるシステムを
 
私は日本の社会・経済が安易な方向に流れていると危惧しています。「あとは野となれ山となれ」な有り様は必ずより大きな災いや苦難をもたらします。次世代 に健全なものをつないで行く社会システムへの転換が必要です。 厳しい自然との関係から紡ぎ出される素朴な生活感と、そこに生み出されるデザインやモノ作りが人を変え、社会を変える原動力になると確信するのです。
 
理想の社員像:生きる場を自然に求める人
 
自然に学び、自然に従う生き方(ルオムの理念)を表現する人。 自然に対する好奇心と畏敬の念を失わず、自然と人のかかわりから生まれる素朴な生活感を「風土」として大切にできる人。 働くことは生きることであり、生きることは自らの居場所を作り出すことでもあります。当社スタッフは自らが生きる場を自然との関係を通して培っていきま す。
 
 

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